2012-1029-man0765
万葉短歌0765 一重山0699
一重山 へなれるものを 月夜よみ
門に出で立ち 妹が待つらむ 大伴家持
0699 万葉短歌0765 ShuB674 2012-1029-man0765
□ひとへやま へなれるものを つくよよみ
かどにいでたち いもがまつらむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】題詞は、寧楽の宅にいる坂上大嬢を思(しの)んで、久邇京にいる大伴宿祢家持が作った歌一首。
【訓注】一重山(ひとへやま=一隔山)。へなれる(重成)。寧楽(なら)。久邇京(くにのみやこ)。