万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌0759 いかならむ0693

2012年10月23日 | 万葉短歌

2012-1023-man0759
万葉短歌0759 いかならむ0693

いかならむ 時にか妹を 葎生の
汚きやどに 入れいませてむ  大伴田村大嬢

0693     万葉短歌0759 ShuB667 2012-1023-man0759

いかならむ ときにかいもを むぐらふの
  きたなきやどに いれいませてむ
大伴田村大嬢(おほともの たむらの おほいらつめ)=原文は「大伴田村家大嬢」。第756歌参照。
【編者注】「大伴田村家大嬢贈妹坂上大嬢歌四首」の第四首。左注あり、以下大意。右(四首)の田村大嬢・坂上大嬢は、ともに右大弁大伴宿奈麻呂卿(うだいべん おほともの すくなまろの まへつきみ)の娘である。卿が田村の里に居るので、号(なづ)けて田村大嬢と言う。ただし妹(いもひと)坂上大嬢は、母と坂上の里に居る。だから坂上大嬢と言う。時に姉妹は諮問(とぶら)ふに、歌で贈答する。
【訓注】いかならむ(何)。葎生(むぐらふ=牟具良布)。汚きやど(きたなきやど=穢屋戸)。いませ(座)。



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