万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3593 大伴の3338

2020年05月18日 | 万葉短歌

2020-0518-man3593
万葉短歌3593 大伴の3338

大伴の 御津に船乗り 漕ぎ出ては
いづれの島に 廬りせむ我れ  ○

3338     万葉短歌3593 ShuH043 2020-0518-man3593

□おほともの みつにふなのり こぎでては
  いづれのしまに いほりせむわれ
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第16首。男。左注に、「右三首臨発之時作歌」。
【訓注】大伴の御津(おほとものみつ=大伴能美津)[「難波の津。西海への船旅の基点。<大伴>は大阪から堺にかけての総称。大伴氏領有の地」]。我れ(われ=和礼)。
【依拠本注-右三首】おそらく、三首とも家持の添加にかかる作であろう。