万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3560 ま金吹く3305

2020年04月15日 | 万葉短歌

2020-0415-man3560
万葉短歌3560 ま金吹く3305

ま金吹く 丹生のま朱の 色に出て
言はなくのみぞ 我が恋ふらくは  ○

3305     万葉短歌3560 ShuG573 2020-0415-man3560

□まかねふく にふのまそほの いろにでて
  いはなくのみぞ あがこふらくは
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第106首。男?女?
【訓注】ま金吹く(まかねふく=麻可祢布久)[「金〔くがね〕を採集する地」]。丹生のま朱(にふのまそほ=尓布能麻曽保)[「<丹生>は辰砂(しんしゃ)を含む赤土の産地に由来する地名。・・・<ま朱>は赤土(辰砂)」]。我が恋ふ(あがこふ=安我古布)。