万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3552 麻都が浦に3297

2020年04月07日 | 万葉短歌

2020-0407-man3552
万葉短歌3552 麻都が浦に3297

麻都が浦に さわゑうら立ち ま人言
思ほすなもろ 我が思ほのすも  ○

3297     万葉短歌3552 ShuG562 2020-0407-man3552

□まつがうらに さわゑうらだち まひとどと
  おもほすなもろ わがもほのすも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第98首。女。
【訓注】麻都が浦(まつがうら=麻都我宇良)[地名]。さわゑうら立ち(さわゑうらだち=佐和恵宇良太知)[「<さわゑ>はざわめき。・・・<うら>は<群(むれ)>の東国語か」]。思ほすなもろ(おもほすなもろ=於毛抱須奈母呂)[<思ほすらむよ>の意。<なも>は<らむ>の東国形。<ろ>は詠嘆・・・]。我が思ほのすも(わがもほのすも=和賀母抱乃須毛)[「<思ほ>は<思ふ>の東国形。<のす>は<なす>の訛り。」]。