2019-1228-man3463
万葉短歌3463 間遠くの3208
ま遠くの 野にも逢はなむ 心なく
里のみ中に 逢へる背なかも ○
3208 万葉短歌3463 ShuG444 2019-1228-man3463
□まとほくの のにもあはなむ こころなく
さとのみなかに あへるせなかも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第9首。女。
【訓注】ま遠くの(まとほくの=麻等保久能)[「<ま>は接頭語」。04-0700不近(まとほくの)、14-3441麻等保久能、など]。心(こころ=己許呂)。み中(みなか=美奈可)[「<み>は人里の真ん中を恐れ親しんだ接頭語。」 03-0319(長歌)国之三中従(くにのみなかゆ)]。背な(せな=世奈)。