2019-1225-man3460
万葉短歌3460 誰れぞこの3205
誰れぞこの 屋の戸押そぶる 新嘗に
我が背を遣りて 斎ふこの戸を ○
3205 万葉短歌3460 ShuG433 2019-1225-man3460
□たれぞこの やのとおそぶる にふなみに
わがせをやりて いはふこのとを
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第6首。女。
【訓注】誰れぞ(たれぞ=多礼曽)。押そぶる(おそぶる=於曽夫流)[「<押し振る>で、がたがたと押し動かすこと」]。新嘗(にふなみ=尓布奈未)[「<新(にひ)の饗(あ)へ>の意で、<新嘗(にひなへ)>の訛り」。にひなへ]。我が背(わがせ=和我世)。斎ふ(いはふ=伊波布)。