万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3444 伎波都久の3189

2019年12月09日 | 万葉短歌

2019-1209-man3444
万葉短歌3444 伎波都久の3189

伎波都久の 岡の茎韮 我れ摘めど
籠にも満たなふ 背なと摘まさね  〇

3189     万葉短歌3444 ShuG415 2019-1209-man3444

きはつくの をかのくくみら われつめど
  こにもみたなふ せなとつまさね
〇=出典未詳。
【編者注】雑歌(3438-3454、17首)の第7首。女。
【訓注】伎波都久(きはつく)[地名]。茎韮(くくみら=久君美良)[「花茎の立った韮(にら)」。3406左野乃九久多知(さののくくたち)。「〔「くくたち」〕アブラナ・スズナなどの野菜。また、それらの茎が伸び過ぎて薹(とう)の立ったもの。〔別見出し「みら」〕ニラの古名」(『詳説古語辞典』)]。籠(こ=故)。