万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1026 ももしきの0927

2013年06月27日 | 万葉短歌

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万葉短歌1026 ももしきの0927

ももしきの 大宮人は 今日もかも
暇をなみと 里に行かずあらむ  豊島采女

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ももしきの おほみやびとは けふもかも 
  いとまをなみと さとにゆかずもあらむ

豊島采女(としまの うねめ)=左注に、故豊島采女の歌と右大臣が伝える、と。「武蔵国豊島出身の采女。…(或本三方沙阿)」(講談社版『万葉集事典』)ただし依拠本は、武蔵国豊島郡か摂津国豊島郡か未詳で、「采女自身の作ではあるまい」とする。
【編者注】「秋の八月の二十日に、右大臣橘家にして宴する歌四首」の第三首。
【訓注】ももしき(百磯城)。今日(けふ)。暇(いとま)。里(さと)。