万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1017 木綿畳0923

2013年06月23日 | 万葉短歌

2013-0623-man1017
万葉短歌1017 木綿畳0923

木綿畳 手向けの山を 今日越えて
いづれの野辺に 廬りせむ我れ  大伴坂上郎女

0923     万葉短歌1017 ShuC449 2013-0623-man1017

ゆふたたみ たむけのやまを けふこえて
  いづれののへに いほりせむわれ
大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=第563歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「夏の四月に、大伴坂上郎女、賀茂神社(かものやしろ)を拝(まろか)み奉(まつ)る時に、すなはち逢坂山(あふさかやま)を越え、近江(あふみ)の海を望み見て、晩頭(ひのくれ)に帰り来りて作る歌一首」。
【訓注】木綿畳(ゆふたたみ)。越えて(こえて=超而)。いづれの(何)。我れ(われ=吾等)。