万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0998 眉のごと0905

2013年06月05日 | 万葉短歌

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万葉短歌0998 眉のごと0905

眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山
懸けて漕ぐ舟 泊り知らずも  船王

0905     万葉短歌0998 ShuC418 2013-0605-man0998

まよのごと くもゐにみゆる あはのやま
  かけてこぐふね とまりしらずも
船王(ふなの おほきみ)=「神亀四年(727)従四位下。天平十八年(746)弾正尹(だんじゃうのかみ)。大宰帥、治部卿を経て、淳仁天皇即位後、天平宝字二年(758)従三位、同三年親王、三品。四年信部卿(中務卿)。六年二品。八年十月九日、淳仁廃位とともに王に下され、隠岐に配流。19-4279、20-4449にも歌がある。」[19-4279では「ふねの~」]
【編者注】「春の三月[(天平六年三月、734年)]に、難波(なには)の宮に[(聖武天皇が)]幸(いでま)す時の歌六首」の第二首。
【訓注】眉(まよ)。雲居(くもゐ)。阿波(あは)。漕ぐ舟(こぐふね=榜舟)。