幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

建築用語を知ろう(5)

2009年09月17日 | 家のこと
大工さんが昔ながらの技法で、柱や梁の
材料同士が外れないように様々な仕掛けを
施すための下書き線を描くこと、
言い換えると、加工する材料に切り取り線の
ようなものを印すことを「墨付け」といいます。
現在ではこの加工作業をコンピューター制御に
よる機械で行うことが多くなりました。
この機械加工のことを「プレカット」といいます。

次に、基礎工事から完成間近の設備機器取付に
至るまでの間、現場において様々な材料や器具を
据え付けるための基準線や点を、床や壁などに
印しする作業を「墨出し」といいます。
この作業は、かたちに残るものではないので
仮設工事に含めています。
この墨出し作業で寸法を間違ったりすると
後に続く工事に支障をきたすことがあるので
現場監督も念入りに確認します。

これらの作業も、かたちには現れませんが
職人さんがスムーズに仕事をするために
欠かせない仕事のひとつです。

今回をもって仮設工事に関連する用語については
マスターできたと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

家のこと」カテゴリの最新記事