Ray Brown・Monty Alexander・Sam Most / A Ray Brown 3
子供の頃、「3」というと何といっても長嶋の背番号。何か数字を選ぶことがあると、自然に3を選んでいたものだ。身の周りを見渡すと「3」という数字も色々なところにあるものだと感じるジャケットの写真、コンコルドのアルバムとしては珍しく洒落た雰囲気のデザインだ。
レイブラウンはConcordにおいては主の一人、第一号のアルバムからの常連だ。色々なメンバーのバックに回る事もあれば、ボーカルのバックにも、時にはDuoでも。LA4のメンバーでもあるので、参加したアルバムは数えてはいないが、40枚以上あるだろう。多分自分の紹介アルバムの中で最多登場回数となるだろう。
その中には、モンティーアレキサンダーと組んでレイブラウントリオを謳っているアルバムもある。最初は、ドラムのジェフハミルトンを加えて若手の2人とのトリオ、古巣のオスカーピーターソントリオの再現を狙ったのかもしれない。最近の2枚では、ドラムに替わってハーブエリスのギターとのトリオ。ピーターソントリオの先祖がえりをしたアルバムとなっていた。
そして、今回はというとギターに替わってフルートのサムモストという少し変わった編成。
サムモストは、最初はテナーやクラリネットも吹いていたようだが、フルート一本に絞ってソリストとして活躍していた。Concordには少し前のRon McCrobyのアルバムに参加している。当時は、西海岸でスタジオワークをしながら、地元のクラブにも顔をだすような活動をしていたらしい。
フルートの上手いサックス奏者はたくさんいるが、フルート専業となるとハービーマン、ヒューバートロウズが有名だが、あとはジェレミースタイグ・・・、後が続かない。その中で、サムモストもその専業の一人だが、ジョーファレルとのアルバムがあったかな?という程度で、あまり聴いた事もなかった。
今回トリオの一員としての参加となると、ソリストとしての実力の本領発揮である。フルートいうとどうしてソフトな感じを受けるが、歯切れのよいプレーが、レイブラウンのベースとモンティーのピアノと絡み合う。ドラムレスのトリオでもあり、他の2人のリズム感に合わせるとなるとそれなりに大変だと思うがピッタリと嵌っている。
スタジオ入りして、鬱憤が溜まっていたのが発散できたのか、2人とのコンビネーションが上手くいったのかは分からないが、このレイブラウンのニュートリオの演奏も実にスインギーな演奏になっている。ドラムが居なくても3人の誰かがドラム役を果たしているのがレイブラウントリオの特徴だ。
この3人での演奏のアルバムは、その後は続かなかった。単なるレコーディンセッションだったのかもしれない。タイトルの”A Ray Brown Trio”。数あるレイブラウントリオの一つだということだろう。そして、メンバーが替わってもすべてのレイブラウントリオに共通してるのは、図太いベースに支えられは独自のスイング感だ。
1. I Wish You Love Albert Beach / Charles Trénet 6:01
2. I Can't Stop Loving You Don Gibson 4:57
3. Jamento Monty Alexander 3:09
4. Blue Monk Thelonious Monk 4:41
5. The Candy Man Leslie Bricusse / Anthony Newley 4:41
6. Too Late Now Burton Lane / Alan Jay Lerner 7:09
7. You're My Everything Mort Dixon / Harry Warren / Joe Young 4:04
8. There Is No Greater Love Isham Jones / Marty Symes 3:06
Ray Brown (b)
Monty Alexander (p)
Sam Most (fl)
Puroduced by Carl Jefferson
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, February 1982
Originally released on Concord CJ-213
子供の頃、「3」というと何といっても長嶋の背番号。何か数字を選ぶことがあると、自然に3を選んでいたものだ。身の周りを見渡すと「3」という数字も色々なところにあるものだと感じるジャケットの写真、コンコルドのアルバムとしては珍しく洒落た雰囲気のデザインだ。
レイブラウンはConcordにおいては主の一人、第一号のアルバムからの常連だ。色々なメンバーのバックに回る事もあれば、ボーカルのバックにも、時にはDuoでも。LA4のメンバーでもあるので、参加したアルバムは数えてはいないが、40枚以上あるだろう。多分自分の紹介アルバムの中で最多登場回数となるだろう。
その中には、モンティーアレキサンダーと組んでレイブラウントリオを謳っているアルバムもある。最初は、ドラムのジェフハミルトンを加えて若手の2人とのトリオ、古巣のオスカーピーターソントリオの再現を狙ったのかもしれない。最近の2枚では、ドラムに替わってハーブエリスのギターとのトリオ。ピーターソントリオの先祖がえりをしたアルバムとなっていた。
そして、今回はというとギターに替わってフルートのサムモストという少し変わった編成。
サムモストは、最初はテナーやクラリネットも吹いていたようだが、フルート一本に絞ってソリストとして活躍していた。Concordには少し前のRon McCrobyのアルバムに参加している。当時は、西海岸でスタジオワークをしながら、地元のクラブにも顔をだすような活動をしていたらしい。
フルートの上手いサックス奏者はたくさんいるが、フルート専業となるとハービーマン、ヒューバートロウズが有名だが、あとはジェレミースタイグ・・・、後が続かない。その中で、サムモストもその専業の一人だが、ジョーファレルとのアルバムがあったかな?という程度で、あまり聴いた事もなかった。
今回トリオの一員としての参加となると、ソリストとしての実力の本領発揮である。フルートいうとどうしてソフトな感じを受けるが、歯切れのよいプレーが、レイブラウンのベースとモンティーのピアノと絡み合う。ドラムレスのトリオでもあり、他の2人のリズム感に合わせるとなるとそれなりに大変だと思うがピッタリと嵌っている。
スタジオ入りして、鬱憤が溜まっていたのが発散できたのか、2人とのコンビネーションが上手くいったのかは分からないが、このレイブラウンのニュートリオの演奏も実にスインギーな演奏になっている。ドラムが居なくても3人の誰かがドラム役を果たしているのがレイブラウントリオの特徴だ。
この3人での演奏のアルバムは、その後は続かなかった。単なるレコーディンセッションだったのかもしれない。タイトルの”A Ray Brown Trio”。数あるレイブラウントリオの一つだということだろう。そして、メンバーが替わってもすべてのレイブラウントリオに共通してるのは、図太いベースに支えられは独自のスイング感だ。
1. I Wish You Love Albert Beach / Charles Trénet 6:01
2. I Can't Stop Loving You Don Gibson 4:57
3. Jamento Monty Alexander 3:09
4. Blue Monk Thelonious Monk 4:41
5. The Candy Man Leslie Bricusse / Anthony Newley 4:41
6. Too Late Now Burton Lane / Alan Jay Lerner 7:09
7. You're My Everything Mort Dixon / Harry Warren / Joe Young 4:04
8. There Is No Greater Love Isham Jones / Marty Symes 3:06
Ray Brown (b)
Monty Alexander (p)
Sam Most (fl)
Puroduced by Carl Jefferson
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, February 1982
Originally released on Concord CJ-213
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