Herb Mix / The Herb Ellis Trio
道の駅に寄ると地元の産直品を売っている。最近は、旅行客だけでなく地元の人が集まる場所として賑わっている。公共施設多くはせっかくインフラを作ったものの、利用目的が定まらず閑古鳥が鳴いている物が多い。その中では成功している施設のひとつだろう。産直品の中でも地元の採れたての野菜や果物はスーパーに並んでいるものより旬なものが多く魅力的だ。
ある日、ゴルフ帰りに寄った時に、ハーブミックスなるサラダ菜の袋があった。何種類ものリーフがミックスされたもので思わず手が出た。残念ながら葉の種類を見分ける知見が無く、何が入っていたのかは分からないがハーブミックスというだけあって香草もあり美味しく食した。
スーパーの野菜売り場でもカット野菜にミックス物が増えているが、これは殺菌処理が問題だ。自然な採れたてのミックス野菜はこのような場所でしか手に入らない。
また機会があったら探してみよう。
このアルバムのタイトルもハーブミックス。リーダーのハーブエリスの名前を捩ったネーミングは洒落ているが、果たして何のミックスだろうか?
ハーブエリスとConcordレーベルの関係は設立以来の長い付き合い。エリスの参加したアルバムはこの時点で数十枚あったであろう。初期の”Seven Come Eleven”などは愛聴盤だ。エリスのリーダーアルバムも何枚かあったがピアノが加わった編成で、トリオ編成はこれが始めてだろう。
エリスは初期のオスカーピーターソントリオのメンバーとして有名。このトリオはトリオでもエリスを加えたドラムレストリオ。レイブラウンを加えたピーターソンとのコラボが最高だ。
そう思って、Concordになってからのアルバムを振り返ってみても、Concordが得意だったバニーケッセルやジョーパスとのギターのコラボプレーが記憶に残る。ソロをとってもバックに回っても相手との掛け合いが魅力的だ。
このアルバムはベースとドラムを加えたトリオ編成。ボブメイズ、ジミースミスのプレーは堅実だが、レイブラウンのように丁々発止と渡り合うようなタイプというわけではない。とすると完全にエリスのソロプレーにスポットライトを当てたアルバムということになる。
エリスのプレーは相変わらずだが、いつものコラボが無いのが物足りない。バリエーションを持たせたのは選曲、スタンダード中心に、エリスのオリジナルもあれば、ボサノバ、ホレスシルバーの曲もあり、そこでは余興ともいえるクラークテリー張りのスキャットも披露してくれてはいるのだが。
人にはタイプがある。絶対的な影響力を持ってリーダーシップを持って引っ張っていくタイプ。リーダーに忠実に従ってチームをまとめる副官タイプ。参謀役としてリーダーを支える知恵物・・・・など。
このエリスも良きカウンターパートナーがいて、お互いの良いところを引き出していくタイプだろう。その意味でエリスの、Herb Mixとは他のプレーヤーとのコラボプレーが一番だ。
1. It's a Small World After All Harry Von Tilzer 2:37
2. Tenderly Walter Gross/Jack Lawrence 5:47
3. Girl from Ipanema Norman Gimbel 4:21
4. It Could Happen to You James Van Heusen 6:07
5. Deep Herb Ellis 3:38
6. Moonlight in Vermont John Blackburn / Karl Suessdorf 2:56
7. Give My Regards to Broadway George M. Cohan 3:10
8. The Way We Were Marvin Harmisch 5:36
9. The Preacher Horace Silver 3:21
Herb Ellis (g)
Bob Maize (b)
Jimmie Smith (ds)
Produced by Carl Jefferson & Frank Dorritie
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, June 1981
Recording Engineer : Phil Edwards
Originally released on Concord CJ-181
道の駅に寄ると地元の産直品を売っている。最近は、旅行客だけでなく地元の人が集まる場所として賑わっている。公共施設多くはせっかくインフラを作ったものの、利用目的が定まらず閑古鳥が鳴いている物が多い。その中では成功している施設のひとつだろう。産直品の中でも地元の採れたての野菜や果物はスーパーに並んでいるものより旬なものが多く魅力的だ。
ある日、ゴルフ帰りに寄った時に、ハーブミックスなるサラダ菜の袋があった。何種類ものリーフがミックスされたもので思わず手が出た。残念ながら葉の種類を見分ける知見が無く、何が入っていたのかは分からないがハーブミックスというだけあって香草もあり美味しく食した。
スーパーの野菜売り場でもカット野菜にミックス物が増えているが、これは殺菌処理が問題だ。自然な採れたてのミックス野菜はこのような場所でしか手に入らない。
また機会があったら探してみよう。
このアルバムのタイトルもハーブミックス。リーダーのハーブエリスの名前を捩ったネーミングは洒落ているが、果たして何のミックスだろうか?
ハーブエリスとConcordレーベルの関係は設立以来の長い付き合い。エリスの参加したアルバムはこの時点で数十枚あったであろう。初期の”Seven Come Eleven”などは愛聴盤だ。エリスのリーダーアルバムも何枚かあったがピアノが加わった編成で、トリオ編成はこれが始めてだろう。
エリスは初期のオスカーピーターソントリオのメンバーとして有名。このトリオはトリオでもエリスを加えたドラムレストリオ。レイブラウンを加えたピーターソンとのコラボが最高だ。
そう思って、Concordになってからのアルバムを振り返ってみても、Concordが得意だったバニーケッセルやジョーパスとのギターのコラボプレーが記憶に残る。ソロをとってもバックに回っても相手との掛け合いが魅力的だ。
このアルバムはベースとドラムを加えたトリオ編成。ボブメイズ、ジミースミスのプレーは堅実だが、レイブラウンのように丁々発止と渡り合うようなタイプというわけではない。とすると完全にエリスのソロプレーにスポットライトを当てたアルバムということになる。
エリスのプレーは相変わらずだが、いつものコラボが無いのが物足りない。バリエーションを持たせたのは選曲、スタンダード中心に、エリスのオリジナルもあれば、ボサノバ、ホレスシルバーの曲もあり、そこでは余興ともいえるクラークテリー張りのスキャットも披露してくれてはいるのだが。
人にはタイプがある。絶対的な影響力を持ってリーダーシップを持って引っ張っていくタイプ。リーダーに忠実に従ってチームをまとめる副官タイプ。参謀役としてリーダーを支える知恵物・・・・など。
このエリスも良きカウンターパートナーがいて、お互いの良いところを引き出していくタイプだろう。その意味でエリスの、Herb Mixとは他のプレーヤーとのコラボプレーが一番だ。
1. It's a Small World After All Harry Von Tilzer 2:37
2. Tenderly Walter Gross/Jack Lawrence 5:47
3. Girl from Ipanema Norman Gimbel 4:21
4. It Could Happen to You James Van Heusen 6:07
5. Deep Herb Ellis 3:38
6. Moonlight in Vermont John Blackburn / Karl Suessdorf 2:56
7. Give My Regards to Broadway George M. Cohan 3:10
8. The Way We Were Marvin Harmisch 5:36
9. The Preacher Horace Silver 3:21
Herb Ellis (g)
Bob Maize (b)
Jimmie Smith (ds)
Produced by Carl Jefferson & Frank Dorritie
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, June 1981
Recording Engineer : Phil Edwards
Originally released on Concord CJ-181