A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

忙しい2人が夏の避暑地で・・・・歳を感じさせない熱いプレーを

2011-08-05 | MY FAVORITE ALBUM
Phil Woods and Carl Saunders play Menry Mancini

2003年に登場した、Jazzed Mediaレーベルの第2弾は、一弾に引き続きカールサンダースのアルバムだ。ただし、相方が、フィルアーソから、お馴染みのフィルウッズに交代している。そして、今回のお題は「ヘンリーマンシーニ」のソングブック。聴く前から、期待できる要素が沢山詰まったアルバムだ。

録音は、ファーストアルバムの翌年、8月になってから、場所は同じデンバーだ。リズムセクションは地元の無名のメンバー。特に、ピアノのジェフジェンキンスは第一作ではレコーディングエンジニアとして参加している。どちらが本職なのか分からないが、2人の巨匠のバックを全員初めてのプレーだが無難にこなしている。ジャムセッションというより、かなりアンサンブルにアレンジが多用されて、じっくりと練られた作品だ。
この2人の巨匠はどうやら初顔合わせだったようだ。数多くのレコーディングに参加しているので、スタジオワークで一緒になったことはあるかもしれないが。

ゆとりのある演奏とはこのような演奏をいうのかもしれない。どちらも歌心のあるソロを得意としているし、アンサンブルワークもお手の物だ。それに、素材として選んだヘンリーマンシーニの作品もこの企画にはピッタリだ。元々マンシーニの曲はジャズ的な要素が多く感じられる曲が多いし、いわゆる定番のスタンダードよりは新たし感覚があるし。また、超有名な曲を選ばなかったというのも、メジャーではない出来立てのマイナーレーベルのこだわりとやる気を感じる。ウッズファンとしては、比較的最近の録音としてはお気に入りの一枚でお薦めだ。


1. The Pink Panther Theme
2. Lightly
3. Walkin' Bass
4. Soldier in the Rain
5. Free and Easy
6. Fallout!
7. Goofin' at the Coffee House
8. Dreamsville
9. Mr. Lucky
10. Sorta Blue
11. A Quiet Gass
12. Two for the Road

Henry Mancini Composer

Phil Woods Sax (Alto)
Carl Saunders Arranger, Flugelhorn, Trumpet
Jeff Jenkins Arranger, Piano
Ken Walker Bass
Paul Romaine Drums

Gordon Brisker Arranger
Scott Tibbs Arranger
Scott Griess Engineer

Graham Carter Producer

Recorded on Aug 26, 2003 - Aug 28, 2003, at Mile High Music, Wheat Ridge, Denver, Colorado

Jazzed Media JM1002



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Phil Woods
Jazzed Media
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