A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

仲の良いおしどり夫婦・・・・「夫唱婦随」が長続きの秘訣??

2011-08-02 | CONCORD
Star Sounds / Jackie And Roy


サミーデイビスJr.とカーメンマクレーのように大物歌手同士のDUOアルバムは時々あるが、Duo Vocalのレギュラーグループとなるとあまりない。その中でも、おしどり夫婦のジャッキー&ロイは有名だ。チャーリーベンチュラのグループに2人で参加していたのが2人の出会い。その後、2人は結婚してデュオグループを編成するが、1996年には結成50年周年を祝った。時代に合わせて新たな取り組みをしながらこれだけ長く続いたグループも珍しい。もっとも円満夫婦であれば当たり前かもしれないが。

このJackie & Royのグループがコンコルドに登場だ。それもボサノバに正面から取り組んだアルバムで、丁度スタートしたPicanteレーベルかと思ったら、従来からのConcord Jazzのシリーズで。
ヴァイブの加わった6人編成は一曲目からボサノバの強烈なリズムを繰り出す。13年前のアルバムLove Sickもボサノバを取り上げたアルバムだったが、自作の曲からジョビンの曲まで今回の方が本格的。



この2人のコンビJackie & Roy節は特徴がある。バップスキャットからボサノバ、8ビートリズム感は違っても2人のデュオであることはすぐ分かる。2人のコンビは50年の歴史に裏打ちされたワン&オンリーのDuoなのかもしれない。彼らの特徴はジャッキーのVocalのリード、「婦唱夫隋」が長続きの秘訣かも。これは男女の仲と同じ。

このアルバムもニューヨーク録音。ジャッキーアンドロイの新たな参加もあり、コンコルドは西海岸のプライベートレーベルから全国区に着実に進化していった。

1. Just A Little Time     04:01
2. Dindi             05:33
3. Samba Do Avi?o      04:54
4. So Many Stars       05:46
5. Star Sounds        04:07
6. Seven Hills         04:49
7. Wheelers And Dealers   05:03
8. Crystal Illusions      05:56

Jackie Cain (vo)
Roy Kral (vo,p)
Paul Johnson (vib)
Joe Beck (g)
Brian Torff (b)
Warren Odze (ds)
Angel Allende (perc)

Recorded at Soundmixers, New York Cityin October, 1979

Concord CJ-115
















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