A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

デジタル化とテレビの視聴の変化 <その2> DVD~HDDへ

2006-08-31 | Weblog
VTRからDVDへの変化は、テープがDISCに変わっただけ。
VTR時代とテレビの見方は何も変わりませんでした。
ところが、DVDが普及し始めてまもなく、ハードディスクレコーダー(HDD)なるものが世に登場してきました。

テレビパソコンが普及し始めて、ハードディスクに録画をするということは、感覚的には分かっていました。実際に居間の大型テレビにHDDを付けると、確かにテレビの見方が変わってきました。

さて、どのように変わったのか?

HDDとDVDの一番の違いはDISCがいらないこと。
一枚で、2時間とか6時間とか、DISCの録画時間に制約があるのはVTRの時からの宿命でした。

たくさん録画するには、テープを山ほど用意して、次々に録りだめするしかありません。後で見ようと思って沢山録っても、そのうち、どのテープに何を録っておいたのかが分からず仕舞い。見ないでそのままということが日常茶飯事でした。
そのうち絶対に見たいものしか録らなくなりました。DVDでも、最初は物珍しさから、録画し始めるのですが、結局同じです。

ところが、HDDだと、少し事情が変わりました。
とりあえず、ハードディスクの容量一杯まで100時間以上どんどん録画できます。そうすると、「とりあえず録画」が復活してきました。

とりあえず見たいものは全部録画しておく。自分は結局録り貯めになるのが多いのですが、女房は時間があるときにしっかり見ているようです。

時間に縛られてテレビ放送をリアルタイムで見るのではなく、見たいテレビを自分の見たいときに見る(タイムシフト視聴)へ。
これが、テレビ視聴の変化の兆しだと思います。


HDDが市場に投入されてもテレビ視聴には大きな変化がないと昨年広告会社は発表していました。
しかし、HDDの普及率が高まり、生活者が使い方に慣れてくると、明らかにテレビの見方が変わってくると思われます。
生活者の生活習慣は変わり始めると早いです。携帯電話がそうだったように。

テレビの番組表が、放送時間で並んでいるのではなく、「見たい番組順に並んでいる」なんていうことになるかもしれません。
コメント
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