A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

デジタル化とテレビ視聴の変化<その1>VTR~DVD~HDDと機器は変わる

2006-08-24 | Weblog
ビデオといえば、しばらく前までは「VTR」のこと。
テレビの録画とレンタルビデオの再生には大活躍してきました。
画質的には今一つでしたが、テレビを簡単に録画・再生できることは画期的なことでした。
テレビの必需品として、我々の日常生活の中にビデオは着実に浸透していきました。

そして、DVDが世に出てきました。これでも録画ができるようになりました。かさばらないし、使い勝手はテープよりもはるかによいし、これもかなり普及しています。
何もテレビで受像機でなくとも、パソコンでも観れます。
ちょうど、音楽の世界で、レコード、カセットテープからCD(MD)に代わっていったのと同じです。

最近では、電気製品の「初物」が出てから、普及型が出て価格が安くなるまでの期間が非常に短くなっています。出始めは高嶺の花でも、すぐ手に届く値段になります。昔より機器の普及のスピードが早くなる訳です。
今の時代、技術変化と競争に勝ち抜くためのメーカーの努力は大変だとは思いますが。

我々にとって、新製品&低価格は一瞬ありがたいと感じます。しかし、一方で今まで使っていたものがすぐに陳腐化するのは、かえって迷惑だと思うような側面もあります。
せっかくこつこつ貯めたライブラリーを観たり聞いたりできなくなることが現実起こっています。
最近、アナログのレコードを聞き直し始めて、また強く思うようになりました。

「アナログからデジタル」への転換は何段階かで確実に進んできました。いつのまにか世の中すべて「デジタル」全盛時代になってしまいましたが、実際は、今は折り返し点を過ぎて、最終ゴールに向かって進み始めたばかりだと思います。
まだまだデジタル化で世の中変わることはたくさんありそうです。
果たして、今後どんな世界になるのか?
技術的には、メーカー(技術者)が描く絵はできているようですが。
でも、そんなに合理的に行動しないのが生活者です。

「テープからDISCへ」、すなわち「VTRからDVDへ」。
今思えば、これもデジタル化の大きな流れの始めの一歩だったかもしれません。
しかし、この変化はいわゆる「媒介メディア」の変化。
生活者の、視聴習慣自体はここでは基本的には変わりませんでした。

機器の変化に伴って、生活者の生活の仕方の変化はどうなっていくのでしょうか・・・・?
技術の変化より、こっちのほうが本当は大事なのですが。

(つづく)
コメント (2)
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