山形市に「六椹八幡」という神社があります。
…読めますか?絶対無理ですよね。私は読めませんでした。「むつくぬぎ」八幡と読みます。
そもそも「椹」はクヌギではない。「くぬぎ」と打っても変換できません。何か歴史的な「いわれ」があるのでしょうが、知らないので読めない。もはや暗号のようなものですね。それもまた神秘的で良いのでしょう。
さて、山響からの依頼で「ストリングス」のリハーサル前の午前中に、山形Qでコンサートをしてきました。「会場は六椹神社」とだけ言われてやってきましたが、畳敷きの社務所。
言われればどこででも演奏するのが、山響のアンサンブル業務です。時間と現場だけ言われて集められ、仕事をする。工事現場の職人さんたちに近いワークスタイルなのです。
地域の方を中心とした50名ほどのお客さんの前で演奏してきました。
クラシックから民謡、唱歌、懐メロまで。短時間ですが、楽しんでもらえたのではないでしょうか。クリスマスソングなども演奏しましたが、よく考えると、宗教的に大丈夫だったのかどうかはわかりません。
しかし、こういう形でも、日ごろクラシックコンサートなどに縁のない方々に、身近に生演奏を楽しんでいただく機会として意味のあるものだと思います。
ヨーロッパだと、街の教会で、日常的に演奏会が行われています。それを考えると、社務所も「アリ」なのかも知れませんね。山形がさらに、音楽にあふれる街になるよう、これからも地道に頑張ります。
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