山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌86-vol.2(茂木記)

2022-11-02 23:59:59 | 練習日誌

一昨日に続き、本日も豊田さんとともに弦楽四重奏のリハーサルでした。

久しぶりに演奏するハイドンの四重奏曲を、初心に返ったつもりの新鮮な気持ちで楽しんでおります。

弦楽四重奏曲第76番 Op.76-2「五度」は、弾けば弾くほどなるほど納得、第一楽章の主題がロンドンのビッグベンの鐘の音です。

これも二度にわたるハイドンのイギリス訪問が醸した名フレーズですね。

そして弦楽四重奏曲第39番 Op.33-3「鳥」!!

第一楽章に鳥のさえずりのようなフレーズが、、、と解説されることが多いようですが。

私個人的には、第四楽章を弾くと、夕方の我が家の庭に集う鳥を思い出さずには居れません。

夕暮れ時、我が家の庭に、寝ぐらに帰る途中のシジュウカラやヤマガラが十羽二十羽と大集合するのです。

あの美しい鳴き声の洪水、家路を急ぐせわしなさ、どさくさで紛れ込む恋のさえずり、帰路を急ぎながらも浮かれているようなシジュウカラやヤマガラの様子が、ハイドンの「鳥」の第四楽章のメロディーにとてもよく重なります。

山際に居を構えてはじめて気がついた音風景でした。

ハイドン先生の作品、まだまだ学ぶことが多いです!!

人生経験ももっと積まねば!!


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