山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌66-vol.10(倉田記)

2018-01-09 23:59:59 | 練習日誌
 年があけてから、音楽家や芸能人、野球人、経済界の大物など訃報が聞こえてきています。どの命にも必ず訪れる「死」というものに触れるにつれ、時代のページがまた変わろうとしていると考えてしまいます。男の人やワンコが亡くなったという事をきくと、つい自分の家族のことをまだ思い出してしまいます。自分が死を迎えるまでに、もう少し命を使い切りたいと毎回初心と対峙してしまうのです。

 話がそれました。さて、お仕事の合間に本日もクァルテットリハーサル。

 年明け一発目。

 たまにオーケストラとクァルテット活動どちらが楽しいですか?のような質問を受けることがあります。正直に言えば、世界中どのクァルテット奏者に聞いても「クァルテット!!」と即答されるかも。たまにどちらにも魅力を感じるし・・・みたいな優等生的な答えを言う方がいるかもしれませんが、その方の本音かどうか??クァルテットはお金にも名誉にもならないものですからね。誰が好きじゃないのにやるものかと私なら思います。

 では、クァルテットの魅力は何ですかねぇ・・・まず指揮者のように自分の音楽を縛る方がいないこと。そして同じ音を弾く同じ楽器の人がいないこと。だから自分の音楽を4人の音楽全体にどう反映させるかと気持ちの上では、超アグレッシブに音楽と関われると言うことかもしれません。あわよくば自分の演奏で他3人の音楽を導ければと常々メンバーは考えるものです。

 誰か一人でも他人の音楽におんぶにだっこの消極的態度で音楽に対峙したらどうなると思いますか??残念な結果になるでしょうねきっと。

 自分の音楽を他人に駆逐されないという強い精神も活動を続ける上で、最も大切なことかもしれません。

 もう10日あまりと近づいた第65回定期演奏会に向けての練習ですが、未だ道半ば。楽譜の整理が未だ個人レヴェルで進んでいません。お互い正念場。(もちろん自分も含めて)。

 次回のリハーサルに期待します。

 中島は、早引け。お悔やみに向かいました。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま20箇所
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