珍しく和やかな雰囲気で談笑するヴァイオリン2人。
「最近、譜面が見えづらくて…」
「わかるわかる、老眼に楽譜はキツいよね~。遠近両用メガネは必需品だよっ!」
「私もリハの帰りにパリーミキに行こうっと☆」
…という会話ではありません。なんとか2人とも、まだ近眼だけで済んでます。…おっとこれは失礼…私はもうすぐですが、ピチピチギャルの今井嬢はまだまだに決まってます。
ということで、今日の練習はハイドンから。
やはりシンプルな曲の方が、音程を合わせるのがシビアです。それでも少しずつ、音楽が生きてきました。もうひと息。
そしてフォーレ。今回のハイドンと同じく「後期」の作品ですが、こちらはさらに「遺作」。歌には精神的な「静けさ」と、ハーモニーには観念的な透明感が必要です。
しかし難しいのは第3楽章のフィナーレ。リズムは軽やかで、音楽は天から降り注ぐような明るさがある。死を前に、これはどう捉えればいいのか。
フォーレ自身が、こう語ったと言われています。
「『第3楽章』では、私の『ピアノ三重奏曲』を思わせる、いわゆる『スケルツォ』のような、軽快で楽しい気分を強調すべきです。」
(ジャンケレヴィッチ著 「フォーレ」より)
これについて、ジャンケレヴィッチは、さらにこう書いています。
「数々の苦難や試練は、時の流れとともに成熟した第二の青春に認められる、輝かしくも荘厳な静けさの中において、その形を変えてきたのであり、その結果、人は熟成するのだ。」
「死について沈思する人は、必ず生の意味についても考えるのであり、つまるところ、我々の中では、生と死は、同じ一つの運命の神秘を啓示するものだと言えるのである。」
言葉が饒舌で逆にわかりにくいですが、遺作だからこそ「生命の素晴らしさ」が、客観的に美しく描写されているのだと、そういうことでしょうか。
透明感のある明るさを、さらに追究しようと思います。
~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
ただいま10箇所
「最近、譜面が見えづらくて…」
「わかるわかる、老眼に楽譜はキツいよね~。遠近両用メガネは必需品だよっ!」
「私もリハの帰りにパリーミキに行こうっと☆」
…という会話ではありません。なんとか2人とも、まだ近眼だけで済んでます。…おっとこれは失礼…私はもうすぐですが、ピチピチギャルの今井嬢はまだまだに決まってます。
ということで、今日の練習はハイドンから。
やはりシンプルな曲の方が、音程を合わせるのがシビアです。それでも少しずつ、音楽が生きてきました。もうひと息。
そしてフォーレ。今回のハイドンと同じく「後期」の作品ですが、こちらはさらに「遺作」。歌には精神的な「静けさ」と、ハーモニーには観念的な透明感が必要です。
しかし難しいのは第3楽章のフィナーレ。リズムは軽やかで、音楽は天から降り注ぐような明るさがある。死を前に、これはどう捉えればいいのか。
フォーレ自身が、こう語ったと言われています。
「『第3楽章』では、私の『ピアノ三重奏曲』を思わせる、いわゆる『スケルツォ』のような、軽快で楽しい気分を強調すべきです。」
(ジャンケレヴィッチ著 「フォーレ」より)
これについて、ジャンケレヴィッチは、さらにこう書いています。
「数々の苦難や試練は、時の流れとともに成熟した第二の青春に認められる、輝かしくも荘厳な静けさの中において、その形を変えてきたのであり、その結果、人は熟成するのだ。」
「死について沈思する人は、必ず生の意味についても考えるのであり、つまるところ、我々の中では、生と死は、同じ一つの運命の神秘を啓示するものだと言えるのである。」
言葉が饒舌で逆にわかりにくいですが、遺作だからこそ「生命の素晴らしさ」が、客観的に美しく描写されているのだと、そういうことでしょうか。
透明感のある明るさを、さらに追究しようと思います。
~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
ただいま10箇所