立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

国旗掲揚条例

2010年09月21日 | Weblog
 昼休みが終わりました。市役所控室で、明日の議会最終日に向けて準備をしています。 数日前にもブログやツイッターに書いていますが、明日、「国旗掲揚条例」(案)なるものが議員提案されます。条文は、ただ1条のみで、「市議会議場に国旗及び市旗を掲揚する」というもの。

  同様の条例を制定した自治体議会は、全国でも5自治体(大阪府河内長野市、羽曳野市、松原市、柏原市、愛知県蒲郡市)しかありません(ホームページで確認分)。

  条例案には疑問がつきまといます。

  ▽これまで、議会内のことは各派代表者会議や議会運営委員会で決めるのが原則であった。しかし、なぜ日の丸掲揚については、条例を制定するのか。

 ▽そもそも、議場に国旗を掲揚する必要性があるのか。

  ▽国旗国歌法は定義規定のみで、尊重義務規定はない。内心の自由に立ち入ってはならないという国会答弁や附帯決議もある。条例は「できる規定」ではなく、法を上回る内容を含んでいる。日の丸掲揚を強制することにならないか。

  ▽条例制定によって、日の丸に対する市民感情に影響を与えることにならないか。

  思いつくだけでも、これだけの問題点を指摘できます。旗掲揚条例はいりません。議会の見識にも関わることであり、許してはいけません。明日、上記の疑問点を、提案者に厳しく質します。