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糖尿

2013-04-18 23:24:17 | 日記
古い友人であるAさんは、毎朝、自転車をゆっくり漕いで1時間ほどの運動をしていて、それは彼が糖尿病であって、医師にされている対処法の1ツだ。私より3ツ若く、50歳までは稍肥満の体躯だった。昔からアルコールは1滴も口にしないし、特に甘い物好きということもなく、偏食でもないから、ドクターから遺伝だと言われるのも当然かもしれない。 「あれは死んどったな」と、B医師に何度も言われた。3年前の胸部大動脈瘤のオペの後の入院中の話である。 B医師はドクター達の中ではいちばんユーモラスな人物で、「死んどった」とは、私の手術に立ち合ったときの状態を関西弁で語ったものだ。当然のことだが、入院中は多くの検査が行われ、それに基づいての説明がある。 某日、B医師が私のベッドの横に来て、「若いとき、体重はナンボやった?」と訊き、正直に答えると、「そうやろうなぁ。余計にフシギや」と笑った。 3年前の私の体型から、長い間肥満人間だったことがわかり、また呑ん平そうな顔つきであることを見てとって、私の血糖値が正常であることに首を傾げたのだった。「近親者に糖尿の人はおらんのとちゃうかな?」と訊かれて、「ええ」と応えたが、これは聞いたことがないというだけで、私の父も父方の叔父達も早逝しているので、正確なデータはない。 しかし、ここでもわかるように、糖尿病は遺伝と深い関係があるようだ。  19年前、脳梗塞で入院し、2人部屋で半月を過ごしたルームメイトだった老人は(辻元清美さん風に言うと)病気の総合商社的人物だった。その老人の「糖尿病だけは気を付けないといけません」という言葉を思い出す。しかし、注意していたとしても、遺伝によって発症する場合があるとなると、これは難しい。 前述のAさんのように、アルコール不要体質ならいいが、私のような呑ん平に、糖尿を理由とする禁酒令が出たとしたら、そりゃ、かないませんわ。

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