gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

鷲と鷹

2013-04-17 11:29:47 | 日記
水道水を詰めた高級洋酒の壜などを大量には積んだ貨物船が船を出る。途中で船を難破させ、巨大な保険金を受け取るのが狙いだ。 首謀者は船長(二本柳 寛)。乗組員はほとんどが、いわゆる社会のあぶれ者(柳沢真一、西村 晃、安部 徹など)で、その他に陸(おか)で殺人を犯して来た男(石原裕次郎)と、彼を追っている刑事(三国連太郎)がいる。女性が2人いて、裕次郎を慕って不正に乗船した愛人(月丘夢路)と船長の娘(浅丘ルリ子)だ。 脚本も演出も井上梅次。 裕次郎映画に名作はない~とよく言われるが。むろん彼にも文芸作品(陽のあたる坂道、若い人、あじさいの歌 など)はあるが、名作と言われたものはない。しかし、私は上記のメンバーでつくられた『鷲と鷹』は娯楽的という意味で名作だと思っている。ストーリーを説明する時間はないが、ぜひご覧いただきたい。特に印象に残るのが、初めの方の、裕次郎・三国の格闘シーンだ。 その三国連太郎さんが亡くなった。数度にわたる結婚と離婚がよく話題になるが、やはり太地喜和子さんとの熱い恋がいちばんの伝説であろう。名優が亡くなると、マスコミもコメンテーターなる人達も、「昭和の最後の名優だった。もう彼のような役者は出て来ないだろう」などと決まり文句を並べるが、彼らはもう何度も同じことを言っていて、きいているだけで恥ずかしくなる。 単に、「昭和を代表する一人の名優が~」でいいではないか。 私はあの種の決まり文句というのが、生ぬるいビールよりも嫌いだ。三国さんの『釣りバカ日誌』というシリーズ映画を次女が好きであるようだが、私はあまり観たことがなく、西田敏行さんが、なぜ三国さんをスーさんと呼ぶのかわからなかった。あれは、映画のの役名なんだってね。   

コメントを投稿