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いじめ

2019-10-26 16:57:52 | 日記
私たちが幼稚園生や小学校低学年であった頃は、男の子が女の子を泣かせたりすると大変だった。たとえば、A子がちょっと変わった色のセーターを着ていたとして、それを見たB男が「なんやそれ?けったいな色のセーターやなぁ」と冷やかしたら、A子が泣きだしたとする。すると、B男には、女の子を泣かせた、弱い者いじめをしたという烙印が押されてしまう。ちょっとしたことで、「おまえは、女の子いじめしかでけへんのか」でけへんのかと言われたりする。ついでに言うと、あの頃の女の子はよく泣いた。すぐに泣きだす子が多かった。だからそういう女の子には近寄らないというか、大袈裟に言えば、腫物にさわるように接する空気があったような気がする。

終戦は私が小学校4年の時である。その頃から泣き虫の女の子は少なくなった。近所にたくさんいた女の子も、あまり泣いている姿を見なくなった。戦後強くなったのは女性とストッキングという言葉があったが、小さい女の子も強くなった。男女同権もまた終戦すぐに流行ったフレーズである。今ではセクハラ、パワハラは毎日のように読んだり聞いたりする常用語である。ハラスメントはいやがらせだから、女性が「それ、セクハラよ」と言えば、ちょっとした軽口だって、セクハラになってしまう。B男がA子に言った「けったいな色のセーターやなぁ」なんかは、今は完全にアウトだろう。

教師による同僚いじめがニュースになっている。いじめチームは4人いて、30代の男3人、40代の女1人だそうだ。しかもその40女がリーダーというのだから、女が強くなったどころの話ではない。この報道はかなり長く続くはずだから、段々にその暗さや陰湿さが判明していくだろうが、こういうことって他の職場にもある。必ずあるだろうと思えて来る。

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