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昔のおしゃれ

2020-08-28 14:41:03 | 日記
2本の替ズボンを持っていた。グレーのフラノ地のものとベージュのギャバジン地のものだった。隣家に住むK子と渋谷へ映画を観に行くときは学生服の上衣にグレーかベージュのズボンを合わせる。通学用の黒靴でなく1足しかない茶色の靴を履く。靴はピカピカに磨く。靴を光らせるためのビロードのような布切れがあった。それだけでもおしゃれをしたつもりになった。前にも書いたが、私は生涯短髪だから、毛髪のおしゃれはできない。

これも以前に書いたかと思うが、私はポロシャツが好きだ。第一に便利である。白いポロシャツの下に黒ズボンを穿けば暑い日の登校にも使える。第二に安い。ワイシャツは自宅では洗えないから金がかかる。第三に色が豊富だ。赤・青・黄の信号色3種を揃えれば、デート用に充分である。第四に気楽感がある。「今日は日曜日だ。幸いにフトコロには1,500円ほどある。さて、どうしようか」というときに、赤ポロにするか黄のポロにするかを考えるのは楽しかった。

たしか高3のときだったと思うが、カラシ色のジャンパーを買った。レインコート地のような布でできていた。つまり、水をはじくような感じのもので、これは10年近く長持ちしたのではなかったか。カラシ色というのは下に何を着ても合ってしまうのが良かった。カラシ色のジャンパーに黄色のポロ、ズボンはベージュと、これでいい。

孫息子を見ていると、最近は何でもありの印象だ。背広上下が2,3万で買える時代である。替上衣、替ズボンといった言葉はとっくに死語になっているだろう。

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