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胃と肺

2016-06-18 21:40:01 | 日記
ボクちゃんがまだ3歳になるかならないかの頃、我が家に遊びに来た。家人の作った餃子を7個食べた。3つの幼児の胃袋がどの程度の大きさなのか知らぬが、ソーセージのことで言えば、ウィンナーぐらいか、とてもフランクフルトはないだろうと思える。ボクちゃんの胃袋はどうやって7個の餃子を消化し、腸に送ったのだろうか。このことは今でも我が家の語り草、いや永遠の話題であるだろう。
私は6年前の胸部大動脈瘤破裂の手術以来、胃が小さくなった。少食になった。クラッカーにチーズをのせたもの4枚と、カボチャのサラダ(茹で玉子とレーズン入り)小鉢の半分で、ウィスキーの水割りを2盃呑むと次に出て来た餃子は2個がやっとの状態になる。うどんやそばは好物だが、市販の1人前では余ってしまう。とにかく何を食べても満腹に近づくのが早いし、満腹恐怖症なので、箸をおくのも早くなる。
病院でレントゲンやCTを撮るとき、途中で「はい、息を大きく吸って。はい止めて。はいラクにしてください」という声が聞こえるが、あれについて行けない。大きく息を吸うより前に胸がいっぱいになっている感じがするし、止めるタイミングも合わない。これも6年前のことから始まっていて、それは当然のことのように思える。なにしろ、そのオペのとき、私は一度死んでいる(実際に心臓を止めた時間もあるようだ)のだから。肺活量は少ないだろうし、呼吸だってうまくできないはずである。私はたぶん、肺か心臓が原因で死ぬだろうが、そのときに肺に力がないと、却って安楽に旅立てるのではないかと、勝手に想像している。

発明

2016-06-18 21:33:29 | 日記
家人と二度目か三度目のデートのとき、アメリカ製の犯罪映画を観た。終わって食べ物屋に入って、観た映画の、或る(重要な)ポイントについて訊いてみると、家人は「なんだか怖くて、よく観ていなかった」とあいまいな返事をした。あとになって、それが嘘だとわかった。家人は近視であり、その頃は形のよい眼鏡はなく、また私の前では近視であることを隠したかったのである。やがて(昭和30年を過ぎてから)コンタクトレンズが登場する。私はこれを、戦後の大発明の1つだと思っている。
今はコーヒーアレルギーというか、飲むと顔が火照って動機がするので敬遠しているが、30歳頃までは大丈夫だった。二日酔いの朝はコーヒー1盃だけで会社に急ぐということがあった。少し大げさに言うと、粉コーヒーの発明が日本の朝食を変えたのではないだろうか。最近の我が家は、コーヒーの完成品が入った4号壜を買っているようで、その方がラクだし、味も好く、値段も安いそうだ。この前、豆乳のカップと間違えてひとくち飲んだら、なかなかに美味だった。
もう1つの大きな発明は、パンティーストッキングである。それ以前は、上部にゴムの入ったストッキングを太もも部分で留めていた。私にはわからぬが、パンストというのは、ひとまとめ あるいは要塞堅固の感じがあって、穿き心地が良いのではないか。「ふりむかないで お願いだから 今ね 靴下なおしてるのよ あなたの好きなタータンチェック」という歌は、遠くなった。