今日の朝ドラ「おかえり モネ」で、主人公モネの妹「未知」が、姉に「お姉ちゃんズル
い！」と、言葉をぶつけるシーンがあった。これは少し前の回でも姉に言い放った言葉。
どちらも、未知が片思いしている（モネの同級生）「亮ちん」が、姉を好きなのではない
かと感じたからだと思う。
妹の未知は、姉に「嫉妬」したのである。しかも、モネにはその認識はなかった。
よくある筋書かもだけど、このモネ役の清原果耶という女優さん、本当に透明感があって
綺麗だと思う。演技の巧さにも、この若さにして定評がある。今回の朝ドラは、彼女の演
技が見たくて観始めたようなもの。
以前、この女優さんが主人公を演じた「透明なゆりかご」というドラマについて、こちら
で書いたことがあるけど、あの山田孝之までが、映画のオーディションでの彼女の演技に
涙したと、最近某番組で話していて驚いた。
彼女の抑えた演技を「暗い」などと言う人もいるらしいけど、自分がその年齢だった頃を
思うと「恥ずかしいこと」しか浮かばないのだから（笑）、彼女の落ち着きは「奇跡」み
たいなものだと。
さて、ドラマの話に戻るけど、妹の未知はさらに困惑するモネに対して「なんでお姉ちゃ
んなの！」と感情をぶつける。これが他人だったとしたら恐らくそうは言わなかったはず。
相手が姉だからこその「甘え」とお門違いの暴言なのだろうと思う。
ここでひとまず今週のこのドラマは次週に続く形になったが、朝からモヤモヤした気持ち
が残った。なぜなら、大昔私にもそう言われたことがあったことを思い出したからだ。
高校時代、仲良しグループ5人の内、数人が面白半分に後を付けたりしていた男の子がい
た。その人から告白されたとき、グループの一人から「何でAちゃんなん？」と言われた
ことがあった。
確かにその中には「オリビア・ハッセー」そっくりの学年一の美人がいたし、他にも目立
つ子がいた。でもそれって私を「自分より劣っている」と観ていたからこそ出た言葉だと、
今ならハッキリ判る（笑）
あのときも感じなかったわけではない。だけどその言葉に、たいして傷ついた素振りも見
せなかった自分を、今は褒めてやりたい。・・いや、もしかしたら、傷ついてOKするのを
やめるくらい妨害してくれた方が良かったのかも？？ なぜならその彼は、その6年後に結
婚し12年後に別居、更に10年後に正式離婚した「元夫」だったのだからｗｗｗ
