森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

つまらなかった今年の「AMA」

2020-12-27 | 音楽
今年の「AMA」(アメリカン・ミュージック・アウォード)を観た。

今年の司会進行は「Empire 成功の代償」でゴールデングローブ賞を受賞したタラジ・
P・ヘンソン。 このドラマを観ていた頃、主役級の男性の記事をこちらでも書いたこ
とがあるけれど、ブラックミュージックの世界をあまりにも下品で俗っぽく描くので、
見終えた後はいつも気分が悪く、第2シーズン途中から観なくなっていた。

彼女の役どころが「成功へのむき出しの欲望とエゴイスティックな愛を、なりふり構
わず撒き散らす女性」で、その下品なセリフが実に彼女にマッチしていて「はまり役」
だったものだからか、つい彼女自身にも同じようなイメージを持ってしまっていた私;
いや、これは演技だからと思いながらも。で、始まりからやや嫌な予感が拭えず。

このAMA、過去にも毒舌タレントなどを起用し、リスク回避よりも話題性を重視して
視聴率を上げてきた。今回もその線かと。そして予感通り、オープニング近くで50歳
を過ぎている彼女のダンスシーンでは、着ていた衣装を脱ぎ捨て、まるで裸体かと思
うような恰好に度肝を抜かれる(自信があるのかなぁ?決して美しいとは思えなかっ
たけど)

でも、その後に登場した黒人女性歌手たちのストリップショーと見紛うようなパフォ
ーマンスと比べれば、まだ彼女の方がずっとましだと思えてきた。それほどに、殆ど
のパフォが私には醜くく見えた。その多くが、相変わらず何かを入れたと思える異常
な大きなお尻@@ 昔、ジェニロペの「比較的大きなお尻」が人気だったころが懐か
しい(笑)

彼女に近づきたかったのか、女性歌手たちが次々にお尻に脂肪を入れるのが流行り、
入れ過ぎて歩くこともままならなくなった人もいたけどww でもジェニファーの
衣装もパフォーマンスも年々エスカレートしていて、今回は子供たちに見せられな
いよね‥と思えるようなものだった。若さを維持しているのは見事だけど☆
 
救いは、ジャスティン・ビーバーとショーン・メンデスくらいだったかなぁ。

長い間、ビルボードアウォードやグラミー賞、MTVアウォードを楽しんできたけ
れど、近年はもうあまり見たくないなぁと感じるようになってきた。今回初めて
「無観客」だったせいで、それぞれのパフォーマンスに込められた音楽に向き合
う姿勢のようなものが、余計に浮き上がって見えたのかもしれないけど。

長い時間をかけて、マイケルを含めた多くの先達が、黒人の地位向上に貢献して
きたからこそ、今の音楽シーンでの黒人歌手たちの活躍がある。
彼らの努力を無にしないで欲しい・・。

Sammy Davis 60th Anniversaryで、サミー・デイビスJr.に感謝の気持ちを込めて
マイケルが捧げた曲が思い出されて・・(その後わずかでサミーは亡くなりました)

Michael Jackson - You Were There


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