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森の中のティータイム

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年を重ねても変われないこと

2019-03-25 | 思い・つれづれ
歳を重ねていくにつれ、自分なりに苦手なことや出来なかったことを少しずつ
克服してきたつもりでいた。
それでも、まだまだだなぁと情けなく思うことが沢山。

自分にとってはすごく勇気を出して一歩踏み出したつもりの行動でも、他人から
みると全く気にもかけないことだったりで、「あれ?」と肩すかしを食らった気がし
たり(笑)。    今日、ririkoさんと歩きながらそんな話になった。

私以上に「変化」に消極的な彼女の、「そんなことしたら、人にどう思われるか・・」
の発言に、「それって、自意識過剰なのかもよ」と突っ込む自分がいたりして(笑)
でもそれくらい彼女の言う「そんなこと」は、普通に皆がやっていることだった。

皆がやっていることでも、例えばそれが悪いことだったり、他人を傷つけることなら
話は違う。そうではなくても「人として品性が問われる」ようなことは、私も出来な
いタチだけれど。

そう。私たちが思い切った行動のつもりの「アレ」や「ソレ」って、他人からして
見れば「何てことない」ことの方が多い。自分にとって「大それた」ことが、実は
大したことないのだとすれば、もしかして遠慮して言えなかった事とか、或いは出せ
なかった本音とかも、相手にとっては「なんだ、そうだったの」くらいで案外受け止
めてもらえることだったりするのかもしれない。

だとすれば、私たちって人生でいっぱい損をしているのかもしれない。

先週頭に、削った歯の型を取った後の詰め物が外れて予定外の日に歯科の門を叩いた。
その後、やっと最終的に新しい被せモノをしてもらう筈だった先週末、本来の目的の
前歯二本のコーティングもやってもらえると思っていた。

奥歯なのでこれまで通りの金属の被せモノを幾度か調整しながら被せた後、通常なら
「どうですか?」とか訊いてくれるはずのところで、「これで大丈夫です」と言われ
「あれ?」と思った瞬間、医師は別の患者のところに行った。

私は医師が(コーティングのために)こちらに来たら、少し感じた歯の違和感を告げ
ようと待っていた。・・が、「今日はこれで終わりです」と歯科助手の女性から診察
台を下ろされた。

「次回はコーティングです」と言われ、(ああ・・また先延ばしなんだ)と、やっと
治療を終えられると思っていたのでガッカリ。
「歯の違和感」についても結局言う機会を逃し、次回の予約をして帰った。

その日は役所や買い物などで、午後も忙しく駆け回る予定があり、急ぎ昼食をとった。
が、やはり噛み合わせがしっくりこない。
晩御飯の時もやはり気持ち悪くて、噛むのにかなり時間がかかった。

翌朝早くに、口の中の違和感で目が覚めた。ジャリっという感じで舌に何かを感じた。
手に取って明るい所で観ると、二ミリほどの白い塊が。うがいをしてみると前日の
違和感がやや薄らいでいて、噛み合わせも昨日より合っている。

白い塊をテープで挟んでルーペで観てみると、歯のカケラのように見える。
これまで歯ぎしりなどしたことがないのに、もしかして治療した歯と接触する部分の
上の歯が、欠けてしまったのだろうか。  不安な気持ちを抱えながらその日は仕事
に行った。

次回これを持って歯科に行き、説明しなければならないけど、もう私はこの歯科医院
を信頼できなくなってきている・・。近くて通うのに便利だけれど、たった一本の歯
の治療に、一体何回通えばよいのかと、もううんざり!

以前は中年の女性の医師もいて、良い感じだったこの歯科医院も、今や若い女性の衛
生士さんなどを使って、男性医師が一人で治療を行っている。でもいくら忙しくても
いい加減な治療なら行かないという選択肢もありかな・・なんて悩む日々。

医師も良くないとは思うけど、それ以上にハッキリと「ちゃんと治療してくれ」と言え
なかった自分の不甲斐なさが情けない。

私には、昔からそういう所があるのだ。他者のことだったら、割とお節介にもエライ人
に掛けあったりできるのに、自分のこととなるとからっきし;
だから夫にもなめられたのね。きっと。
 
それにしても、人の本質って、これほどに変われないものなのかと、今更ながら
悲しくなる。