森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「科学的特性マップ」という言葉に隠された恐ろしい意味

2019-03-08 | 環境・健康
(敢えて、ジャンルを「災害」にしてみました)


少し前、無料のローカル誌(それも、全戸に配られているものではない広告中心のもの)に、
「科学的特性マップ」に関する対話型全国説明会が「北九州」で開かれるという、紙面3分の1
に満たない「お知らせ」が載っていた。

気付かねばそのまま捨てていた程の地味なものだった。それが意図するところだと思えなくも
ない。
そう言えば、一昨年位にそのマップが発表されると聴いた記憶がある。けれど、「科学的特性」
なんて言葉を聴いて、誰が即座に(原発から絶え間なく生み出される)「高レベル放射性廃棄
物」を埋める地域を選定するための条件を備えた地域を示す言葉だと、判るだろう?
明らかに「ゴマカシ」ではないかと。

判ったとしても、高レベルの廃棄物を国中にばら蒔くなんて誰が聴いても馬鹿げている
以前小泉純一郎氏が言った、「日本には廃棄物を処分する場所はない」という言葉を覆したい
「安倍」さんの、対抗策だとか。といってももちろん「安全」など保障するものではなく、年
月をかけて国民の「理解」を得るための策だとか。こんな「誰が観るかもわからない紙面で
「ちゃんと知らせたことにしたい」のかな。
いつものことだけれど、やり方があざとく、今回も「ツケ」は国民に委ねるつもりらしい。

昨日の「クローズアップ現代」では、あの福島の原発事故による除染済み産業廃棄物の再利
用地として選ばれた地域の人たちの苦悩が取りあげられていた。
「除染済みの廃棄物」でさえ、その地域の人々の生活を、今もこれほど脅かしているのに
ましてや、原発から出た「高レベル放射性廃棄物」を、一体誰が受け入れたいだろう。

小泉氏が言うように、人間の未来を脅かすゴミを出し続ける「原発は要らない」と思うのは、
私だけじゃない。

でも私の住む北九州は、先日の「梅ズバ」によると、「日本一移住したい田舎」なのだそう
だ(姉と、ツッコミ入れながら観たけど)から、もしかしたら名乗りを上げているのかもねと、
話した。「お金の問題」でとん挫したけど、(東北を助けるためではなく)「お金目当てで
瓦礫受け入れ」に一番乗りしたと言われるこの市の、どこが「住みたい街」なんだろうと、友
人とも話して笑った。 (いや、笑いごとでは済まされないけど)
コメント