森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

好きと思う人たち 2

2008-06-04 | DIY・ハンドメイド・クラフト
この数ヶ月、アンティークを扱う店も含め、次々にオープンした
若い主婦の手作り感覚のショップを数多く訪ねた。
人の手作りを見るのは大好きだし、自分も下手ながら作ることが
好きだからもちろん楽しい。

多分そういう手作りの温もりを売ることが目的だろうと思われる
ある店で、私が身につけていたリフォームの服やアクセを
オーナーさんに誉めていただいたことがあり、
「置いてみませんか」と声をかけて貰ったことがある。
でも即座に自分には無理だとお断りした。

「こんな物があったら」とか「ここがこうだったらもっと
素敵なのに」と、アイデア「だけ」は日々たくさん思いつく
けれど、それに伴う「技術」が私には無い。
確かに商品の中には私レベルの技術で堂々と売られている物
もあるけれど、私が友人や家族、自分の楽しみの範囲での手
作りに留めている理由はそれなのだ。

実店舗も含めあちこちのお店サイト等を見て疑問に思うのは、
ジャンクな商品に付けられた、どう考えても妥当ではない
法外な値段のこと。
少しでも雑貨の原価を知っていたなら、その店の
姿勢が良心的かどうか判断できる。

ジャンクは大好きだけれど、手軽に求められる値段であって欲しい。
そんな中、趣味の良いガーデニングセンスを生かし
色味を抑えたオーナーさん手作りのリースと植物、
長年好きで集めておられたというジャンクなアンティークなどを、
納得できる価格で売る「arbre」さんが、他店と一線を画している。

私よりやや上くらいの年齢とお見受けしたそのオーナーさんは、
商売をされるには少し素人っぽい感じで、そこがまたいい。
店のたたずまいからして、落ち着きのあるオーナーさんの
お人柄と、流行を追わない姿勢が垣間見られる。

残念ながら週に3日くらいしかオープンしていないけれど、
先日訪ねた時に、少しだけオーナーさんのこだわりについても
お話を伺った。

お店を開かれる前には敢えて雑誌や他店などは見ず、
ご自分スタイルに徹することに集中されたという。
かといって決して傲慢ではなく、少し前にカリスマと呼ばれる人が
遠くから訪ねて来られた時には、その方にお会いしたくなくて
逃げていたそうだ(笑)

カリスマと呼ばれる人に媚びを売るように群がり、自分も
真似をしてカリスマになりたいと思う人のことが、理解
できないと仰る。
全く同感。本当のカリスマは、魅せられた周囲の人たちが
押し上げ自然発生的に生まれるものだから。
それ以前に、そっくり真似して何が楽しいのだろうとも思う。

話の中で、日頃素敵だと感じて足を運ぶことの多いお店たちと
そのオーナーとの、意外な繋がりや人脈なども偶然判り
この方を素敵だと思う理由が解ってきた気がする☆

好きだと思う物や人たちって、何故かどこかで繋がっていたり
するので、不思議だ。
男女の別なく、謙虚さと自信がバランスよく共存する人には
惹きつけられる。
逆に、自分自身を必要以上に大きく見せようとする人や、
カッコつける人がどうやら私は苦手らしく、親しくなれない。

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先週金曜日、一日で作ったワンピース。簡単な作りでも
技術のない私には大変な作業だった;何とか着られるので
アップしてみる(笑)





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