森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

好きと思う人たち 1

2008-06-02 | 映画ドラマ
あまり日本のドラマは観ないけど、「around40」は観ている。
筒井道隆さんが好きだから見始めたけれど、
天海祐希さんの演技も良くて、役どころも
ありがちな「働く女性のかっこよさ」を気取るとか
強調したものではない、その年齢の女性たちの悩みや
周囲の状況をありのままに近く描いていて、観ていて
頷けることが多い。

そしてやはりマー君役の筒井さんは、仕草や話し方に
シャイで飾らない素の部分が浮き出ていて、いい(笑)
「鶴瓶の家族に乾杯」に登場した時も、俳優さんなのに
普通の人以上にシャイで、大丈夫かと心配したほどだ(笑)
「商店街をさまよう筒井道隆に救世主か?」というサブタイトル
がついたくらいに全くオクテな感じで。
インタビューを読んでもその人柄が滲み出ている。

『結婚願望はあるんですけど、なかなか踏み出せないですよね。どうせするんだったら別れたくないので。だから、凄く慎重になりすぎて出来ないみたいなことなんですよ。するんだったら絶対に別れたくないので、付き合っている人がいたら「慎重になってもいいですか?」って聞きますね。どうせ最後まで一緒にいるんだからね。ダメな部分を直していかないと。お互い、ここがダメだよねとか、このくらいだったら我慢できるよねとか。』(番組HPより)

ご本人はモテないと言っているそうだけど、実はファンは多い。
あの実直さや、普通っぽさが好きと言う人が殆どだ。
彼の演じた役どころで一番好きだったのは、松本清張の作品を
ドラマ化した「或る『小倉日記』伝」の主人公耕作だ。

重い障害を抱えながらも、森鴎外の失われた小倉時代を辿る
頭脳明晰な青年を見事に演じていた。
それから新聞小説をドラマ化した作品「丘の上の向日葵」でも障害のある青年を
演じていたし、彼を一躍有名にした「あすなろ白書」では
奔放で自堕落な母親に振り回されながらも、一生懸命に働き
大学に通う青年がハマリ役だった。

キムタクはこのドラマでブレイクしたけれど、私は筒井君演じる
カケイ君こそが、このドラマにリアリティをもたらしていると
思った。でも或いはふわふわした生き方の学生の方が、
もしかしたら今の「現実」だったのかもしれない。
当時でさえ「勤労学生」はもはや死語になっていた。

マー君役のセリフ「人間見た目じゃなくて、大事なのは
中身なんじゃないのか?」という部分が、この人だから
嘘臭くなく聞こえる。
きっと彼に素敵な女性が見つかると信じます☆
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