富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

世界遺産学校キャラバンの開始

2005年12月09日 09時06分10秒 | 世界遺産伝道師協会
12月1日に群馬県の市町村の教育長さんたちに説明され、各学校に要項が届いて「世界遺産学校キャラバン」が始動しました。

「本年7月には富岡製糸場が国史跡に指定され、運動に対する県民の理解も深まり、児童生徒にも一定の関心が広がってきたように見受けられます。そこで、児童生徒が富岡製糸場や各種の文化遺産、世界遺産の制度などについて楽しく学びながら、その正確な知識をいにつけ、郷土の歴史や産業文化に対する関心を深める機会を設けることで、世界遺産登録推進運動の一層の前進をはかりたいと思います。」という趣旨で行います。

今回、富岡製糸場世界遺産伝道師協会はお手伝いではなく、群馬県新政策課世界遺産推進室と共催です。協会員の皆様にも、しっかりとした姿勢で取り組んでほしいと願っています。

群馬県内の小・中・高等学校には、新政策課から文書で依頼してありますので、協会員で、学校・先生にお知り合いのある方は、キャラバンの開催にくけて、積極的に働きかけていただきたく、お願いいたします。

学校にお話をするときに、どんなことをするのかは、伝道師通信の学校関係の記事や読売新聞の12月2日の記事の切り抜きなども役に立つと思います。

世界遺産学校キャラバンは平成18年2月までを予定しています。協会員の皆様は、会員の主体的な活動として取り組んでください。

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近代化遺産WG現地研修について

2005年12月09日 08時21分49秒 | 世界遺産伝道師協会
富岡製糸場世界遺産伝道師協会・近代化遺産ワーキンググループでは第4回研修会が12月16日(金)に開かれます。小栗上野介の墓(群馬県指定史跡)がある倉渕村の東善寺と安中市の安中実業高等学校を訪れます。

東善寺では村上住職のお話を聞き、小栗上野介の横須賀製鉄所との関係などもお話いただきます。安実では蚕糸業史に関わる資料、碓氷社関連資料等を見ることが出来ま。

自家用車で参加の方は、倉渕村役場前のコンビニエンスストア(セブンイレブン)に9:40集合。鉄道利用の方は安中榛名駅に9:05の予定です。

自家用車の方は、積雪も予想されますので、冬用タイヤ又はタイヤ・チエーンを用意
してください。

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新町紡績所をめぐるシンポジウム

2005年12月07日 14時30分46秒 | 世界遺産伝道師協会
12月11日(日) 10:00~13:00

上武大学305号室(多野郡新町270-1)

基調講演「屑糸紡績所と新町~屑糸紡績所の教材化を通して~」

碓井 正明(新町町立新町第一小学校長)

シンポジウム「新町紡績所を語ろう!」

   コーディネーター
   片桐 庸夫(群馬県立女子大学教授・よみがえれ!新町紡績所の会会長)
   
   パネリスト
    五十嵐静雄(新鍾会会長)
    小林道子(新町婦人会長)
    丸茂義人(元新町丸茂製糸場代表)

時間のとれる方は参加して、地元の雰囲気を感じてきましょう。 

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新町紡績所の新しい絵の発見

2005年12月07日 14時14分36秒 | 世界遺産伝道師協会
11月22日(火)の上毛新聞で、今までの錦絵と違う角度(北東からみた姿)からの
絵が発見されたと報道された。

明治15年発行の「伊香保鉱泉図絵」という書物で群馬県立図書館の蔵書であるとい
う。(編集兼発行人篠田仙果、画工・橋本周延)

錦絵の正面からの姿を、背面からの姿で、創建時の姿を補うものと考えられている。




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上州の養蚕・製糸・織物が放送されます

2005年12月07日 14時00分56秒 | 世界遺産伝道師協会
12月12日(月)~15日(木)まで、富岡製糸場を含めて、群馬の養蚕・製糸・織物の
紀行を伴った番組がNHKで放送されます。

制作は前橋放送局です。

スタジオゲストと、県内温泉中継(歴史的建造物)とシルク紀行のセットです。

 12日(月) 午後5時5分から6時 (NHK総合テレビ)「首都圏ネットワーク」
       スペシャル月間群馬
          「俳優 上州に帰る」
          スタジオゲスト: 小林桂樹さん(前橋。高崎)
          中継:みなかみ町 法師温泉(望月アナ)
          群馬シルクロード紀行「養蚕農家」

 13日(火) 同 「ふるさとの友と大笑い」
          スタジオゲスト: 昭和のいる・こいる さん(伊勢崎?)
          中継:松井田町 霧積温泉 金湯館
          群馬シルクロード紀行「富岡製糸場」

 14日(水) 同 「歌の心 さがしに」
          ゲスト: 安田祥子、由紀さおり(桐生市)
          中継:中之条町 四万温泉 sekizennkann
    紀行:文化の交流(碓氷峠)

 15日(木) 同 「機で織る ピアノで織る」
          ゲスト:山中千尋さん(ピアニスト・桐生市)
          中継:伊香保町 伊香保温泉
          紀行:撚糸・織物 (桐生市)

以上、いづれも、午後5時5分からの1時間の放送予定です。


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読売新聞(12月2日)34面「体感・・・群馬」に伝道キャラバンの記事

2005年12月05日 07時42分17秒 | 世界遺産伝道師協会
読売新聞の34面「暮らしと情報」-イベント・レジャーー群馬のページの『体感・・
・群馬』の欄に記者であり伝道師でもでもあるKさんが”伝道師”「旧官営富岡製糸
場」(富岡市)という記事を書いています。見出しは【クイズ・寸劇など楽しく工
夫】となっています。

久しぶりに学校での伝道活動に参加してみて、春の段階からこんなに活動が進化して
しまうのか!と自分の感動と、子供たちの動き・感想、伝道活動の展開を素直に的確
に記事にしています。碓東小での伝道師の活動です。これから「世界遺産学校キャラ
バン」が本格的に開始されます。この記事は、是非、読んでおいてください。

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石見銀山から学んで来ました

2005年12月04日 22時56分40秒 | 世界遺産伝道師協会
朝、暗いうちから動き出して、羽田空港を8:25のJALで出雲空港へ、着陸寸前す
ごい雷が翼のところで光り、轟音と衝撃があり機体が不安になるほどであったが、無
事着陸。

レンタカー3台で出雲大社へ、沿道の家並みを見ると家のつくりに特徴がある、棟の
瓦が両端が高くなる屋根を持つ、瓦は光る黒と茶の瓦だ。大社では時間をかけて大社
つくりの社殿と取り巻く環境を見て、昼食は「そば処かねや」で出雲そば。阿国の墓
に詣で大田市役所へ向かう。

大田市役所で石見銀山課の方から石見銀山の説明を受けた。「世界遺産として考える
視点の重要さ」を強調された。それは、世界遺産として遺産を語るとき、人類の遺産
としての普遍的な価値をしっかりと語ることが不可欠だということだった。

島根県教育庁文化課世界遺産登録室発行のパンフレットは(石見銀山遺跡がもつ顕著
な普遍的価値は、次の3点です)と始まり1、世界的に重要な経済・文化交流を生み
出した。2、伝統的技術による銀生産方式を豊富で良好に残す。3、銀の生産から搬
出に至る全体像を不足なく明確に示す。という見出しになっています。

富岡製糸を語るとき、世界遺産としての”普遍的価値”と養蚕・製糸・織物の遺産が
システムとして残っていることを明確に伝えていかなければならないということを改
めて確信した。石見銀山も昔と説明の視点がか変わらざるを得なくなってきているこ
とを聞いて、富岡製糸場も、県外・世界からきた人々には材木はどこから持ってきて
云々の話だけでない語り口が必要なことを痛感し、伝道師が取り組んできたパワーポ
イントCDによる視点の大切さを再確認することとなった。

石見銀山課の職員の方の案内で沖泊まりを現地見学。銀の積み出し港、北前船の寄港
地。鼻ぐり岩や神社、城跡などがあり、往時をしのばせる静かな集落が残る。温泉津
温泉(「ゆのつ」とは「温泉のある港<津>」の意)は重要伝統的建造物群。内藤豪
商屋敷をはじめ江戸時代から明治・大正・昭和の建築で街並みを作っている。地割は
間口が狭く奥に長い江戸時代の姿が残り、町屋造りの屋敷には中庭に井戸が残る。日
蓮宗の寺には北前船に関連した商人たちの珍しい様式の墓が多く残る。整備・活用の
工夫はこれからのようであるが。電線の埋設、家並みの整備が進めば温泉を伴う良い
伝建群になる。担当者は「下駄を履いた人が歩く街にしていきたい」と夢を語ってい
た。

石見銀山観光ボランティアの会のお二人に案内され、龍源寺間歩(坑道のことを「間
歩」という)の見学に向かう、途中、鉱夫たちの元締めをしていた高橋家を見ながら
歩く。史跡になっている間歩は狭く細い手掘りの坑道が続く。照明があり、出口には
江戸時代の鉱業の姿が展示されている。佐毘売山神社、清水谷製錬所跡などを見て、
林道の建設を中止したガタガタ道を仙の山に登る。途中、見晴らしのいいところで、
「ここから見えるところはバッファゾーン」といわれる景色を見る。石見銀山はいく
つかのコアゾーンをバッファゾーンの広がりで結びつけて1つの世界遺産候補地域を
作り上げている。

鉱山地区も、消火栓・電話ボックスなどが景観に適合して何気なくおかれ、見学者は
自然の中に溶け込んだこれらの施設に特に気を止めずに見過ごせるような形になって
いた。

大森地区の重要伝統的建造物群を見る。重伝建に指定される前から、町の住民すべて
が文化財保護委員になっているという町である、。街並みに合わせて各家の郵便受け
や自動販売機までけばけばしくなるようなものは、工夫され町のに溶け込ませている。
ここも電線などを埋設することで良い町になることでしょう。「群言堂」という店が民
家を活用した近代的な店に工夫しているが、もっと泥臭い活用法もあるのではないだ
ろうか。地元の人たちは、外の資本・人間が入り込んできて旧来の町の人々の繋がりが 
壊れていくことを心配している所もある。旧代官所を活用した資料館もあった。資料館
の本格的な活用もこれからの課題に感じた。

石見銀山観光ボランティアガイドの会の会長さんからは、大切なことを具体的に色々
教えていただいた。また、現地での二人のガイドさんによる地元を愛し、大切に考え
ながらの心温まる、また、しっかりした視点でのガイドは素晴らしかった。自分たちも聞いてくれる人に感動を与え、喜んでいただける伝道活動を継続しなくては・・と改めて思いつつ。富岡製糸場を暫定リストに載せるのを実現しなければと心に決めて、帰路に着いた。

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