人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ボリビア旅行記④~治安はいいの?悪いの?~

2012年03月26日 | 
 一泊120Bs(約17ドル)の宿を取った。

スペイン語しか通じないが、たまたま居合わせたアメリカ人が通訳をしてくれ、シングルの部屋を借りる。お湯の出るシャワーがついており、とてもいい。

汗だくのTシャツを脱ぎ、3日ぶりくらいのシャワーを浴びた。

タンクトップとナイロンパンツに着替え街に出た。お金は4つの場所に分散して持ち歩いている。

ボリビアの治安のことをネットで検索すると、あまりいい情報はない。

本当なのかどうかは、運もあるだろうし、実際に目で見てみない事には分からない。ただ、過去最大限の注意は払おうと思う。

地図と勘を頼りにボリビアのサンタクルスの街を楽しむべく歩いた。

通りには名前がつけられているので迷う心配は少ない。

通り沿いには似通った店が並んでいる。衣類が売っている通り、床屋が多い通り、日本のお店が多い通りなど通り毎に特徴がある。

これは私が今まで行ったアジアの国でも多かったと思う。それぞれが競争するでもなく、そこに共存している。

過度なサービス競争等はどのお店もなく、マイペースにのんびり仕事をしている様子が見受けられた。

途中、現地の食堂に入り、頼み方も分からないがとりあえず1(ウノ)と言ってみて、

何が出てくるかを楽しんだ。


 
歩き続けること3時間。昼間のボリビアのサンタクルスは平和のようだ。




ただ、誰も話し掛けてきてくれない。

大概、今までの東南アジアなどでは必ず誰かが話しかけてきてくれ、良くも悪くも何かが起きていった。

しかし、ここにはそれがなく、私は無言のまま歩き続けた。
 
 部屋に戻ると17時だった。夕飯を食べに行くには少し早い。1時間ほどゆっくりしようとベッドに横になる。

目覚まし時計が鳴るものの、遠くへ音が追いやられる。

いつの間にか20時になっていた。外はすでに暗い。

夜の外出は控えるように書いてあったのに、外出しなければいけない状況。


普段はサンダルが多いのだが今回は靴にして、いつでも逃げられる態勢を取った。さらに比較的、電灯の多い通りを歩くことにした。

たまたま飲食街で昼間に少し話をした現地在住の日系人の方に出くわした。

運良く一緒に食事を取らせてもらいながら情報をもらった。


ここサンタクルスは、近年発展してきたとともに治安も悪くなり、強盗などが増えているようだ。

悪質なことに銃を持っているケースが増え、殺人に至るケースも出ている事を教えてくれた。

タクシーもまた、安易に乗ってしまうとどこかに連れていかれお金を奪われるケースがあるため、

その方も乗る時は信頼できるタクシー会社を呼んで乗っているそうだ。

4~5年前は安全だったのに、発展途上の国において経済発展とともに都市部の治安が悪くなるのは同じな気がする。

常に後ろを振り返りながら付けられていないか注意する。

金目のものは出さないようにする。通りの暗い道は歩かない。お店からホテルに帰る場合は、

タクシーを呼んでもらうなどアドバイスをくれた。

昼間の様子から、実はそんなに危なくないのでは?とちょっと甘く見ていただけに、現地在住の方のお話には説得力があった。
 
それ以外にも、ボリビアの経済事情(一般の方の月収は大体300~400ドル)や政治の話(もしばれたらアウトだが、日本語のためOK)を

聴き、コロコロと法律が決まる体制などを教えてくれた。

軽い食事の後、お礼を伝え、また夜の街を歩いた。
(さっきのアドバイスはなんだったんだと思うが、スペイン語が全く話せないし、分からない自分にとっては歩いた方が安全な気がする)

美味しいと評判のお店まで約1.5kmの道のりを、適宜後ろを振り返りながら歩く。お店に到着したが、ちょっと高級そうなお店のため店内を

見学しただけで退却。私のモットーは地元の人々と同じものを食すること。つまり、屋台や大衆食堂で食べることを基本的にルールにしている。

宿までは約2km以上はあるが、ここもウォーキングだ。歩いた方が健康にいい。電灯のない道は歩かなければ大丈夫そうだ。


もし、何かあれば、走って逃げればいい。23時を過ぎていたが、幸いにも誰にも付けられることはなかった。宿の近所の屋台で食事をとり、ビールを飲み就寝した。
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ボリビア旅行記③~諦めない力~

2012年03月26日 | 
 地図を見ながら、言葉も分からず身振り手振りで汗でびっしょりになりながら、

何とかガイドブックに載っている旅行会社を見つけた。本当は宿にチェックインしてから行いたいのだが、

昼の12時30分には営業が終わってしまうようなので、残り1時間30分の間に探さなければならなかった。

旅行会社の方に、今回の旅の目的である革命家として世界的に有名なチェ・ゲバラの眠った土地を訪ねたい旨を告げた。

その返事は「その場所は道も悪く遠くて、最近まで雨が降っていたため車は出せない」と言われてしまった。というか、行く国がどん
な季節なのかも知らずに来てしまう自分に呆れてしまう。

ドンマイ、俺!!

「何とかなりませんか?」得意の粘りの交渉も通じずに、今回は諦めた…

 最初から天気や時期など調べていない自分が悪いのだが、そんなの気にして旅するタイプでもないのでしょうがない。

 しかし、旅の目的を果たせないと考えると何のために30時間以上かけてボリビアに来たのか分からなくなる。

諦めるのは、まだ早い。解決の糸口はきっとどこかにあるはずだと思いこんだ。
 
 土曜日の午前11時30分。サンタクルス市内の会社の営業終了まで1時間。今日決まらなければ、日曜は休みだから月曜になってします。私の滞在は日曜のため、すぐにでも出発したい。

今いる場所がどこなのか?言葉も通じない状況、限られた時間の中で今できる最大限のことを考えた。

「正門がダメなら、西門から入ればいい」チベットの大学に潜入する際に、正門では警備に見つかり侵入を拒まれたが、

比較的警備の薄い西門から侵入できたことを思い出した。


きっと違う旅行会社に行けば何とかなるに違いない。

動かなければ、状況は変わらない。

地図で旅行会社を調べて、すぐに行動を開始。

タクシーの方が早いのだが、言葉も分からず、地図を見ても分からない可能性が高い。

さらには大きなバックパックを背負い、言葉も全然話せず、肌がまだ白い私は悪徳ドライバーから見れば、ねぎをしょったカモである。
 
どこかに連れていかれて、法外なお金を請求される可能性もある。

この現状では徒歩が一番と判断。頼れるのは、己の肉体である。地図を頼りに大きなバックパックを背負い軽く走った。

迷いながらも別の旅行会社に到着。旅の目的を再度話すと、車を出すことが可能かどうか電話してくれた。

祈りながら待つこと5分。「OK」との返事が出された。

料金は高く、何とか引き下げようと色々と試みたが一向に首が縦に動く気配はなかった。

ここは行けることで良しとしようと自分を納得させ、2泊3日で契約で車一台とドライバー1名をお願いした。

長い旅になれば、現地のバスで移動などできて大幅にお金を安くすることが可能だが、

言葉も分からずに短期の旅の場合は、最初にお金がかかってしまうことが少なくない。

私は限られた“時間”をお金で買った。

諦めなければ道は見つかる!!


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