人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ボリビア旅行記③~諦めない力~

2012年03月26日 | 
 地図を見ながら、言葉も分からず身振り手振りで汗でびっしょりになりながら、

何とかガイドブックに載っている旅行会社を見つけた。本当は宿にチェックインしてから行いたいのだが、

昼の12時30分には営業が終わってしまうようなので、残り1時間30分の間に探さなければならなかった。

旅行会社の方に、今回の旅の目的である革命家として世界的に有名なチェ・ゲバラの眠った土地を訪ねたい旨を告げた。

その返事は「その場所は道も悪く遠くて、最近まで雨が降っていたため車は出せない」と言われてしまった。というか、行く国がどん
な季節なのかも知らずに来てしまう自分に呆れてしまう。

ドンマイ、俺!!

「何とかなりませんか?」得意の粘りの交渉も通じずに、今回は諦めた…

 最初から天気や時期など調べていない自分が悪いのだが、そんなの気にして旅するタイプでもないのでしょうがない。

 しかし、旅の目的を果たせないと考えると何のために30時間以上かけてボリビアに来たのか分からなくなる。

諦めるのは、まだ早い。解決の糸口はきっとどこかにあるはずだと思いこんだ。
 
 土曜日の午前11時30分。サンタクルス市内の会社の営業終了まで1時間。今日決まらなければ、日曜は休みだから月曜になってします。私の滞在は日曜のため、すぐにでも出発したい。

今いる場所がどこなのか?言葉も通じない状況、限られた時間の中で今できる最大限のことを考えた。

「正門がダメなら、西門から入ればいい」チベットの大学に潜入する際に、正門では警備に見つかり侵入を拒まれたが、

比較的警備の薄い西門から侵入できたことを思い出した。


きっと違う旅行会社に行けば何とかなるに違いない。

動かなければ、状況は変わらない。

地図で旅行会社を調べて、すぐに行動を開始。

タクシーの方が早いのだが、言葉も分からず、地図を見ても分からない可能性が高い。

さらには大きなバックパックを背負い、言葉も全然話せず、肌がまだ白い私は悪徳ドライバーから見れば、ねぎをしょったカモである。
 
どこかに連れていかれて、法外なお金を請求される可能性もある。

この現状では徒歩が一番と判断。頼れるのは、己の肉体である。地図を頼りに大きなバックパックを背負い軽く走った。

迷いながらも別の旅行会社に到着。旅の目的を再度話すと、車を出すことが可能かどうか電話してくれた。

祈りながら待つこと5分。「OK」との返事が出された。

料金は高く、何とか引き下げようと色々と試みたが一向に首が縦に動く気配はなかった。

ここは行けることで良しとしようと自分を納得させ、2泊3日で契約で車一台とドライバー1名をお願いした。

長い旅になれば、現地のバスで移動などできて大幅にお金を安くすることが可能だが、

言葉も分からずに短期の旅の場合は、最初にお金がかかってしまうことが少なくない。

私は限られた“時間”をお金で買った。

諦めなければ道は見つかる!!


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