人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

奥多摩トレッキング

2018年04月15日 | ランニング
 6月の100kmマラソンに向けての個人特訓。

早朝に仕事を終えて、奥多摩駅へ。

予定では、奥多摩駅前からアクセスできる石尾根を通過して雲取山へ。
そこから1度少し下り、三条の湯という珍しい温泉付きの山小屋に宿泊して、翌日が本番の奥秩父コースを本気トレラン。

初日は、9時ちょい前に到着して、地元の商店で持参した2合分のおにぎりのおかずを購入して、準備万端スタート。

最初は神社に立ち寄り、いつものように山の無事を祈願。


ずっと続く登り坂も気持ちよく進んでいく。

調子に乗って、鼻歌をくちずさみ楽しんでいると、立て看板を見ているようで見ていなくて、
大幅にコースを間違えてしまう。。。

そう、私の場合は何事も調子に乗るとポカをするのは、昔からの癖。そして、仕事以外の時は結構気が抜けている。
序盤にして、約1時間のミスと体力の消費。失敗から学ぶことが多い。序盤のミスは、気合が入るので本当に有難い!


地図で設定されたコースタイムの約半分の時間で歩いては走り、走っては歩く。ザックの重さは約8kg。
スピード重視でいつもより軽めにしてある。石尾根のまきみちは通らずに、すべてのピークを通過する。

1時間のロスが響いて15時30分に雲取山山頂。コースタイムは、10時間ちょいのため、半分クリアはならず残念。

雲取山頂では、どこか聞いたような方言の男性3人組と会話する。

どちらからいらしたんですか?と尋ねると、
「茨城だっぺよ」
私は栃木出身というと、
「じゃあ、兄弟みたいなもんだっぺな」
どちらが兄か聞こう思ったけどやめた。


三条の湯に向けて足早に下山する。

コースタイムは2時間20分なので、1時間くらいで着くかなと思いつつ、
途中でコースが崩れてなくなっていて、またコースミス?と思ったが他にはコースが見当たらないので
崩れた箇所を手足を使って慎重に横切っていく。落ちたら谷底へ転がり落ちるだけだけど、無事では済みそうにない。
宿までの標識もないので、夕暮れで疲れていると多少不安になる。


山小屋にチェックインすると、客は私合わせて2名のみ。まずはゆっくりと温泉に浸からせてもらう。
温度もちょうどよくて、気持ちよく身体の疲労が取れていく。

そして、運よくその日は奥秩父界隈の山小屋の方がそこに集まり、宴会をされていた。
私もちょっとだけ加わり、様々な山のお話を聞いた。



そして、明日の私のコースを伝えると、
まだ誰もそこには今シーズン行ってないからどうなっているか分からない。

今年は暖かいから雪はないかもしれないけど、まだまだ残っているかもしれない。
またその辺りは熊も出やすいから気を付けてな^^とアドバイスをもらう。

まあ、出逢っちまったらしょうがないよね。はははっーと。みんな豪快だ。

夜に自分の体力と能力と時間と全てを照らし合わせつつ、様々なパターンを考えてみる。
同時に熊と出くわした時もどのように対処するか考えてみる。

昨年、動物園で熊を15分くらい間近で眺めていたけど、まるで勝てる気もせず、どこか弱点かも見抜けなかった。。。
どうしようか・・・と悩みながらいつの間にか翌朝4時。

まだ暗い中、最善の準備をして出発。

暗い夜の登山道で知らない道を歩いていくのはやはりちょっと怖い。
天気は雨。登れば登るほど雨と風が強くなった。

道が崩れている個所もいくつかあり、慎重に横切っていく。

そして、奥秩父スタートの飛龍山へ行こうとした時から残雪がスタート。
雨と風で凍っている。


アイゼンを付けて乗り越えていこうか?と
しばし悩むが色々と考えた末に撤退することに。

崩れた場所を通過してもまだまだ先は色々とありそうだし、
ここから先は、自分の能力以上の場所に感じた。

悔しいけど、しょうがない。

2000m付近の稜線を歩いて、雲取山へ向かい昨日のコースを走った。

途中鹿さんがやってきて、1分くらい私と目を合わせたままだった。

「今の実力ならしかたない。また出直しておいでよ」
って言われた気がした。

そして、鹿さんから角をもらった。


朝の4時20分から歩き始め、奥多摩駅に着いたのは昼の12時20分。

自然の偉大さと、自分の無力さを知るのにとてもいい時間になりました。

また一から出直しです。
いつか力をつけて、奥秩父を縦走をしてみたいですね。

山小屋でご一緒された方
山小屋の方々、
奥多摩の自然さん
厳しそうな奥秩父の自然さん
本当にありがとうございました!
コメント
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