古道ばっかり下調べして、肝心な鳳凰三山はすっかり疎かになっていた今回のチャレンジ。
最寄りの穴山駅から約6時間かけて辿り着いた"聖なる地"鳳凰小屋で受付を済ませてから向かったのは、地蔵岳。
もっと簡単に登れると思いきや、後半は砂地と急坂になり乱れた呼吸を適宜息を整えながら上方へ。



そして山頂に現れたのは、天に突き立てた剣のように直立する2本の岩、通称オベリスク(エジプトのオベリスクになぞらえて)。

私の前を歩いていた栃木からきた百名山を達成しているという60代〜70代のグループがひょいひょい岩を登るのにつられて私も上へ上へ。(もし1人だったら怖い&ルート分からずきっと行けてない)


お互いに記念写真を撮り合い、御一行は先に下へ。

私はせっかくなのでオベリスクに寄りかかり、しばしボーっとしました。
地蔵岳の由来になっている地蔵菩薩は、「旅人や子ども、死者の魂」を守る仏様と言われていて、鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)は、命の危険を伴う山岳修行の場ありことから、行者や登山者の安全を祈って、ここにはいくつかの地蔵を安置されてました。


冒険を好む人にとっては43歳の落とし穴というものがあり、経験値の向上と更なる野望、肉体の衰えというものが交差し、あの世に旅立ってしまう場合がある。私も2年前のバースデーチャレンジにて滑落をして運良く助かっている(生かされている)ので人ごとではない。そんな経験があるからか、山の中に入らせてもらい、岩や土、木が私を支えてくれていると感覚があります。さらには私は私であるのだけれど、この肉体の中に入らせてもらっているという感覚も出てきて、命のともしびが尽き果てるまでは、この肉体を最大限にお借りしたいという思いが出てきました。

地蔵岳にオベリスク。
地と天を繋ぐ場所にいるような感覚に浸ると突然、「交信するんだ」と指令が届きました!!
32リットルサイズのザックは最小限かつどんな天候や状況にも対応できるアイテムでいっぱい(ロープ、レジャーシート、救急セット、簡易寝袋、食料、水、予備の靴、バッテリー×2、ナイフ、マット、ライト、衣類各種、雨具、地図、コンパス等)のはずでしたが、奥底に金色に光るものが...🤩
変身して現れたゴールド・マン💫


地球も銀河系に浮いているんだ!
と意味金なことを言って、あっ、誰もいない、、、とおそるおそる岩をくだって行ったとか。。。
バースデーチャレンジ 2025 鳳凰三山と古の道
おしまい
