チベットの中心 ラサの様子

　夜7時にチベットで一番大きな都市ラサに到着した。駅には警察が多く、チェックをしている。私は、中国人の集団に紛れ駅を通り抜け、そして今回許可証等を手配してくれた旅行会社を訪れた。
　そこでラサ市内の注意点を聞いた。まとめると、

●お寺にはガイドと許可証がなければ入れない。
●公安（警察）の写真をとってはいけない。
●ラサ市内なら不審な行動をしなければ1人で歩いて大丈夫
●公安に職務質問されたら、腹の痛いふりをしてトイレで私を呼べ
●チベット人は基本的に外国人との会話は禁止
●ダライラマ１４世の話も禁止
●政治の話も禁止

なんだかやたらとやってはいけないことが多い。それも様々な諸事情があってのこと。私は身の安全を守るため、最大限の注意を払い行動することを決めた。



　そして、夜あまりにもラサの情報が少ないたゲストハウス近くのバーに情報収集に出かけた。そこで、アジア人の冒険チームからラサの様子を聞いた。話によると、この近くのジョカンという場所の早朝はすごいとのこと。何がすごいかは、自分の目で見てみなと言われ、その後は彼らの旅の武勇伝を聞いた。四川の地震で全てを失い、旅をしている若者・旅をするために生き様々なトラブルを潜り抜けたリーダー・香港のカンフー兄ちゃん・才色兼美の女性となんだか映画に出てきそうな顔ぶれである。お礼を後に、バーを出て、ゲストハウスに戻った。心なしか頭が痛いが気にしないことにした。

　翌朝5時半に起き、ジョカンに向かう。暗闇の中、警察が入り口に立っているところを、緊張を飲み込み堂々と通過した。「うーうーうーうー」と呪文が聞こえる方へ歩いて行くと、数人の老人が何か手に持ちそれを回しながら、呟いて歩いていた。私も同じように、呟きながら歩く。ジョカンの中心では多くの方が五体投地をしていた。早朝のその神秘的な雰囲気に私は感動した。なんだか不思議な感覚に包まれ、私は１周約1キロのジョカンをいつの間にか２時間も歩いていた。そして、観光客が誰もいないことに気付き始めた。
　

ここまで本当に来れたことに感謝の祈りをささげた。
まさにこの時からチベットでのシンクロニシティが起き始めた。
　

　

　

北京からラサまで46時間硬座の修行②

　夜の9時半出発のホームに9時に走って、走って到着すると、人はほとんどいなかった。よく見ると、もうみんな乗り込んでいる。

　列車に乗るともう満席だ。まてよっ私は確か指定席のはず。と思いきや、いきなり私の席に座っている。チケットを見せて、その男にどいてもらうと今度は荷物置きの修行が始まった。上にはぎっしりと荷物が積み込まれている。私も負けていられない。３０センチほどのスペースに約８０センチのリュックをねじ込むために格闘した。そして、駅員も手伝ってくれて、なんとか荷物も無事に積み込み完了。

　隣は運良く中国人の若い女性。そして、いきなり話しかけられ、私の自己紹介をすると、「発音が悪い」と怒られて、約３０回ほど自分の名前を正しく言う練習をさせられる。そのおかげで、私は中国語で自分の名前を言うことだけは得意になった。しかも彼女は、新社会人で、職業は「先生」とのこと。とてもポジティブで、元気よく、パワフルな女性だ。

　そして、英語と筆談を交えた交流は、周囲の中国人も巻き込み約２０時間に及んだ。近くにいた中国人はなんと大学院生で専攻は「健康と心理」ということで、行動変容やＮＬＰなどについてディスカッションをするなどなかなか面白い会話ができた。

　しかし、20時間で話してくれていた中国人が下りてしまうと、今度は別の民族の中国人たちが乗り込んできた。え～どんな気分かというとスターウォーズの色々な民族の惑星に来た気分。言葉も筆談もな～～～～んにも通じません。そんな彼らもご飯は私の分もくれるなど、とてもいい方ばかり。私もお礼に、ペアストレッチをしてあげるなどＧＩＶＥ＆ＴＡＫＥ。

　今回46時間電車のリクラインもない、一番安い座席（約6000円）の硬いシートで46時間中国人と一緒になって感じた率直な感想を言いたい。

　●大きな声で話す（周りは気にしない）

　●大きな音楽をかける（周りはノッテいる）

　●空いているシートにはさりげなく座る（くればさりげなくどく）

　●老人には優しく敬っている

　●周囲と気兼ねなく話す

　●人にぶつかっても気にしない

　●席が変わっても気にしない

　●日本の「地球の歩き方」で約1時間会話が続く

　●どこでもどんな方法でも寝る

つまり、もし一言でいうならば

気にしない文化

というのが私の感想である。さすが人口13億の国。寝ている人を踏んでも、踏まれても、トイレにウンコが詰まって溢れても、そんなに気にしない。

私もその文化に慣れつつあった。

 

しかし、納得できないことが一つ！！

夜中の2時に携帯を大音量で鳴らすのはやめてくれ！！

そして、周囲の人も起きて注意すると思いきや、ノッテ歌いだすのはやめてくれ！！

 

ここは、異国の地。私の常識など通用するはずもない。

最後に、補足するがみんなとてもいい人だ。その根拠は、

「おごってくれる人はいい人」だから。（高田純次先生の名言より）

チベット・ネパール旅の分かれ道① ～許可証がない～

　4月6日～25日の19泊20日の今回の旅。私が持っていたのは、格安航空券の成田ー北京の往復のみ。後は、自分の想いと運を天に任せて旅をした。

　最初の試練は、初日から現われた。北京につき、タクシーの運転手に何十回も英語と日本語と漢字で説明して、天安門近くのゲストハウスに着いてもらった。私のシナリオでは、そのゲストハウスに私宛の「チベット入境許可証」が届いているはずだった。メールで、ラサにあるチベット人の旅行会社に頼んでいたので、ぬかりのないはずだった。

　「マイ　ネーム　イズ　ヤマグチ！！ドゥ　ユウ　ハアブ　マイ　レター？」
とフロントに聞くと「ＮＯ」。えっ、ノーじゃなくて、届いてるはずだから。それがないとチベット行けないんですて嘆くと、ないものはないと言われてしまう。

　とにかく届いているはずのチケットが届いていない。これがないとチベット行の電車のチケットも買えないのだ。う～ん、どうしよう。なんとかチベットに行く方法は、

①そのゲストハウスで他の旅行者と一緒に約５万から６万円払い、ツアーでチベットにはいる。
②許可証なしでチベットに入れるかトライしてみる。（交通費のみ＋入れない可能性も高い）
③なんとか許可証を探す。（約8000円＋交通費）

である。私は、考えてた末に③を選択。ゲストハウスのフロントに、中国郵便局に電話してもらい、ちょっと話す。。。って英語も日本語もまったく通じません。ゲストハウスのフロントの方にお願いしても、この中国で探すのは無理だよ。だって情報が少なすぎとお手を上げられてしまう。それに私はアルバイトだし。。。
途方に暮れる私。チベットは私を呼んでないのだろうか？

と、こんなのはもう想定内！！修行に出ているわけだから、ここでへこたれているようでは、本末転倒だ。さっそく、私の持っている差出人の住所や電話番号といつ出したのかを調べ、そしてフロントの女性一人にターゲットを絞り、お願いをした。ここで少し考えたのは、私が逆の立場ならということ。安宿に来た外国人にいきなり難題を言われても、リッツカールトンでもあるまいし、モチベーションは上がらない。この状況で、モチベーションが上がるものは何だろう？？答えは一つしかなかった。「金」である。北京の物価を判断して、日本円で約1000円を見つかったら渡すことを伝えた。その瞬間、さきほどまでとフロントの女性の目つきが変わった。そして翌日の午後、入境許可証は私の手元に届いた。

　さっそくチベットまでの鉄道のチケットを頼むと、「空きがない」とのこと。またかよ～なんて思いつつも、近い内で空いているのは？と聞くと、明日夜の一番安い硬座（日本の4人掛けの向かい合いのシート）なら空いているとのこと。私は不覚にも一瞬悩んでしまった。だって４６時間、同じ姿勢でい続けなければならないからだ。が、今回は修行の旅である。なんと私は恵まれているのだろう！！46時間席に座りっぱなしなどそうそうできることではない。さっそくそのチケットを取り寄せ、私は北京を後にした。　

　

とりあえず帰国！！

３週間の旅より無事に帰国しました！！
朝からトイレに20回以上行っています。ネパールでは、紙を使わないトイレだったので、肛門が弱くなりちょっとふきすぎただけでヒリヒリして大変です。
それよりも日本のトイレのきれいさに改めて感動してます！
今は、出して吐いてデトックスをしてます！

旅の様子は近々のせます！今回は大きなお土産もできました！

Dream Come True in Mt evelest

Hello,My dream come true!!
Today I saw a Mt evelest!! It is very big and beautiful.
2years ago I could not see that.
So I am happy to look it.
When I accosse the many mountain by TOYOTAs car,
I think earth is big and wonderful.
But I comeout my stomac thing...
I stay Chinese border.Tommorow I will go Nepal!!

I interviwe many people in Tibet.
So I think Tibets program is quit same other country.
I hope many people is to be happy and peaceful.

Thank you!!
see you next!!

FROM TIBET

Hello, I stayed in Tibet.
Many chinese people is kind and helpful.
I ride a tarin by beijin to Lusa 46 hours.
I bought very cheap tiket. It was 389rmb.(about 6000yen)

I knew "Tibet's true~. It coludn't speak.It is dengras for me and another
people.

Next I will go Nepal by bus or train.
See you next!!

本日、旅に出ます。

大人になるということは、夢を捨てることだと誰かが言っていた。

大人になることは、可能性が狭まると本に書いてあった。

大人になったんだから、ピーターパンじゃだめだよとみんなに笑われた。


２０代前半は、まったく関係ないと思っていた。
年を重ねるとともに、なんとなくわかるような気もした。
けど、分かりたくない。

常識なんて、可能性なんて、自分が勝手に決めているだけだと思う。

それをぶっ壊すために、私は旅に出ます。


正直、多少不安です。
しかし、不安に対するコントロールも学びました。
有効な方法は、
「自分のことを考えずに、人のことを考えること。本当に困難な人を
目にすると、自分のそれは大したことではなくなること」

今回の自分のテーマは、
○全てを受け入れること
○心の平静を保つこと
○アホになること



最後に、今回旅に出るにあたり、
協力してくれた皆さま本当にありがとうございました！！

いい経験をしてきます。


これからスイッチを入れ替えます。

人生修行の旅人に！！

チベットへ加速！

ブログのコメントに知人から4月5日に外国人の旅行者が許可になったことを書き込んでもらった。
その直後、メールにチベットの旅行会社から私の入境許可証を取ったと連絡があった。北京で私の泊まるゲストハウスに送ってくれるとのこと。料金は、チベットに来て払えばいいと言ってくれた。
中国留学経験のあるトレーナーの友人が、北京の友人と来週から北京に戻る中国人を紹介してくれた。
中国料理屋のマスターが、中国情報をくれた。
ネパールの友人がネパールと北京の飛行機が毎日あり、片道トータル450ドルすることを教えてくれた。

一時はダメかと思われたチベット行きがたくさんの方のサポートで急速に前に進んでいる。
感謝！！

不思議と何かに引き寄せられているような気がする。
そして「真実」は自分の目で見ないと分からない。

過去の手紙

　会社に行かなくなって、まるまる１か月。徐々に家にいるのが普通になる。
ニュースを見ると、「不況、派遣切り、節約、格差、リストラ」など暗い話題ばかりが取り上げられ、なんだかちょっぴりブルーになってくる。派遣切りされた方が、その不満をテレビにぶちまけている。
　そんなのを、資料を作成しながら休憩中に見ているとやはり落ち込んでいく。たまには、ステップをする前には、落ち込むことも必要だ。思いきって、マイナス思考をしてみた。もし、このまま仕事がなかったら。。。誰からも必要とされてなかったら。。。生活するのが嫌になってくる気がした。考えがマイナス、マイナスに動いていく。人間は、プラスよりもマイナスの方にいきやすい。
　私は、そこで自分の自己をコントロールするために、プラスに転換するために、長風呂に入る。そして、好きな本を読み、悪いパワーを水に流し、著者が一生懸命書いた本からパワーをもらう。
　今回は、本ではなく一通の作文を読んでいた。

「僕はまだ、将来の夢など考えたことはありません。でも、学校とかで、学級活動の時間のとき、将来何の職業につきたいかなどの話を先生がしたり、その職業を元に、高校などを紙に書いたりしました。けれども、僕はなかなか書けませんでした。
　僕は小さいころから柔道をしています。中学になっても続けています。中学2年の秋、三度目の正直で新人戦の県大会を優勝できました。ずっと２位だったのですが、やっと優勝できたのです。でも、これで満足してはいけないと思います。満足をしたらその時点で終わりです。目標を持った人間は、大きく変わると思います。目標を達成するには、努力が必要です。僕は、県大会優勝より目標を大きく持って頑張りたいと思います。そして、目標をたてたのならその目標に向かって努力をしたいです。人より強くなったりするには、努力なくして強くなりません。大人になっても常に努力するような人になりたいと思います。目標に向かって努力をできないのならこれからの人生で頑張れるはずがないと思います。
　僕は魚釣りをします。魚釣りは、魚と人間の知恵比べです。釣れれば、人間の勝ちです。釣れなければ、どんどん知恵を使い仕掛けを変えたり、釣り方を変えたりします。。魚釣りで培った知恵を大人になっても忘れずに使い、役に立たせたいと思います。
（中略）　
　そして、もっと住みよく、平和な社会にしたいとおもいます。それには一人一人、自分が社会の一員であることに自覚を持ち、社会を良くしよういう心がなければ、いい社会になりません。今、社会は問題がたくさんあります。その問題を解決するには、努力と知恵が必要だと思います。僕たちが大人になったら今以上に住みよく、平和な社会にしたいと思います。」

　１４年前に書かれた作文。なぜか、片づけた引き出し隅においてあった。
読みながら、震えてきた。
　止まっているのは、今だけにしよう。大切なのは「努力と知恵」ということを教えてもらった。
　

ネパールへの柔道着送付が思わぬいい影響へ

　ネパールでの支援が思わぬ形でつながっています。こういうつながりは、嬉しいですね。ＣＵＺさんの唯我独尊ブログ（http://ameblo.jp/p-sukoyaka/）