先日開催した南房総での紡ぎキャンプ。
国籍、年齢問わず様々な方が来てくださいました。
天気予報は降水確率90%。
基本はumikazeキャンプ場がメインなのですが、
もし雨が上がるタイミングがあれば、引き継いだ山(通称 未開の山)へも行こうと考えていました。
秘策として今年も参加してくれた小学6年生の甥っ子を連れてイベントが始まる前に先祖の墓参りへ。
「ひ孫が来ましたよー雨が上がらないと山に行けませんよー何とか頼みますよー」
普段はほとんど頼みごとをしないのですが、天気ばかりはどうしようもないので、ここぞとばかりにご先祖頼み。
キャンプ場の母屋前には広場があり、管理人の心遣いで一番巨大なブルーシートを貸してくれました。
これをみんなで張ったおかげで、雨の中でも様々なプログラムが可能になりました。(本当に有り難い!!)
雨の中でのキャンプイベントは、通常だと「雨だから・・・」とテンションも下がりやすいのですが、
「雨だからこそ!!」と思考を切り替えて前向きに取り組んでくれました。
母屋前でロープワークをしていたのが羨ましく思えたのか、参加者もロープを習いたい気持ちになっており、
まずはロープワーク。約4種類の(今回は3種類)結び方を覚えると、様々な時に役立ちます。
(私もアウトドアする際はこの4種類でほぼ対応してます。)
そしてマッチやライターを使わない火おこしです。
ブルーシートや屋根の下に移動して、麻をほどいて火口にしてメタルマッチで着火。
このまま雨ならば雨天時のたき火を行う予定でしたが、
運良く雨が上がり、天の声がしたので、
「今すぐに、未開の山に行きましょう!!」
と準備をして、名物「道なき道を通る」散歩へ。
現代文明と切り離されて、アスファルトなし、平らな場所なし、
に今回はぬかるみもオプションでついてきました。
チームに分かれ、先ほど習ったばかりのロープワークを駆使して難所を通過する参加者たち。
上がった雨は、夜のたき火や朝のビーチヨガまでは降らずにいてくれました。
(その後は大雨になりましたが笑)
初参加のネパールから来た20代の青年は、来日して約4年。
「日本人とこんなに色々と話したのは初めてだった。
なんだか家族みたいで、ネパールに戻った気分になった。ありがとうございました」
と笑顔で話してくれました。
紡ぎキャンプに来れば皆地球人。
どんな状況で楽しむのも技術の内。
つづく