オオカナダモ(アナカリス) Egeria densa
2010,10,29 山形県最上郡
クロモの記事でも書いたように、外来種で在来のクロモのそっくりさん。
生育環境によって形は変化することがあるが、葉の間隔が狭く、若干下側に丸まるし、葉の状態も異なる。
正確には花や輪生葉の状態、葉の縁のトゲなどを見る必要があるが、見慣れてくればパッと見てわかるようになるはず。
本種は成長が早く、よく増え、よほどのことが無いと枯れないことからホームセンターやペットショップでも良く売っている水草。
しかも安価であることから、金魚やメダカなどを飼ったことがある人は買ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、滅多に枯れなく、よく増える水草ですから野外に放されると水路一面をオオカナダモが覆ってしまうことも良くあります。
最上ではまだ一ヶ所だけしか生えているところを見つけていませんが、他の種類の水草と競合するとほとんど本種に負けるので、これ以上広がらないように願ってます。
最上での生息環境。手前のたまりで観察。
このたまりは定期的に川と繋がるようで、ウグイ・アブラハヤ・イバラトミヨなどが見られた。
でも、川と繋がるということは下流にみんな(オオカナダモ含め)流れて行ってるんだろうな