最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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オニヤンマ

2010-01-31 01:49:40 | トンボ



オニヤンマ Anotogaster sieboldii
2009,8,1 北見市


言わずと知れた日本最大のトンボ。ヤンマ科ではなく、オニヤンマ科に属します。
新潟にいるときはそれこそいやになるほど見ましたが、網走周辺ではそこまで多くない。

オニヤンマは体色こそ黄色と黒のありがちな色彩ですが、複眼は鮮やかな緑色で本当に綺麗です。写真では完全に表現できてはいませんが

オニヤンマに限らず、トンボの仲間は標本にするとどうしても綺麗な色彩が残せません特に綺麗な複眼はほとんどが真っ黒になってしまう・・・。だれかいい標本作成方法を知りませんか?

オオルリボシヤンマ

2010-01-30 02:00:50 | トンボ

オオルリボシヤンマ Aeshna nigroflava
2008,9,29 美幌町


カミキリの写真が尽きそうなので、他の昆虫を交えて、小出しで載せて行こうと思います

オオルリボシヤンマは網走周辺ではもっとも個体数の多いヤンマの仲間。
写真の個体は産卵中ですね。

この写真は、ウェーダーを履いてゲンゴロウ採集中に撮ったもので、池の中であぐらをかきながら撮影しましたこの直後にウェーダーの中に水が入ってきてパニックになりましたが

ちなみに、この写真も含めて、ここに載せてる写真はトリミングなどの加工は注意書きがある以外はしていません(圧縮はしています)

ドイカミキリ

2010-01-29 05:43:36 | カミキリムシ

ドイカミキリ Mimectatina divaricata divaricata
2009,6,21 網走市


これも各種の広葉樹(特にヤチダモとオニグルミ)の枯れ枝に集まる種類。
昨日のヒトオビアラゲよりも細い枯れ枝を好み、鉛筆くらいの太さの枯れ枝に多い。
なので、写真のような枯れ枝にいることは稀。

気がついた人がいるかはわかりませんが、2日前のタテスジゴマフと昨日のヒトオビアラゲと今日の写真は同じ枯れ枝での撮影です。
この枯れ枝は、去年の4月にこの一帯が見事に伐採されてしまい、そのとき入った重機がぶつかって折れたと思われるヤナギの枯れ枝です。
植林地にするために伐採されたと思っていたのですが、ほったらかしのまま冬を迎えてしまいました

2009,4,9 網走市

今年は伐採されないといいな。

ヒトオビアラゲカミキリ

2010-01-28 00:48:51 | カミキリムシ

ヒトオビアラゲカミキリ Rhopaloscelis unifasciatus
2009,6,21 網走市


各種の広葉樹(特にヤナギ類)の枯れ枝に集まる種類。
細めの枝に多く集まり、土場などでは少ない。

2008年まではあまり目に付かなかったが、2009年はいたるところで目に付き、個体数も多かった。これは、個体数が増えたとかではなく、ヒトオビアラゲのイメージがわかって目に付く機会が増えただけだろう。
きっと、採集のレベルが上がったとかではないんだろうな

タテスジゴマフカミキリ

2010-01-27 17:38:36 | カミキリムシ

タテスジゴマフカミキリ Mesosa senilis
2009,6,30 網走市


成虫で越冬する数少ないゴマフカミキリの仲間。
網走市では記録がなかったが、去年は5個体採集できた
ただ、みんなほぼ同じところだったので、今年は他のところでも採りたいなぁ。

カタシロゴマフカミキリ

2010-01-26 12:08:51 | カミキリムシ

カタシロゴマフカミキリ Mesosa hirsuta hirsuta
2009,10,3 遠軽町


これも普通種・・・、というわりにはあまり姿を見かけない
少し古めの材が好みのようで、ゴマフカミキリのように新鮮な材が集まる土場には少ない。

写真は古めのヤナギ類の土場で樹皮を齧っている個体。

ヒメシラフヒゲナガカミキリ

2010-01-24 07:07:39 | カミキリムシ



ヒメシラフヒゲナガカミキリ Monochamus sutor
2008,8,11 遠軽町


大雪山塊と知床山塊に分布するカミキリムシ。過去に札幌でも採集されている。
標高が低いところにはいないが、いるところでの個体数は多い。

採集できる個体はダニが多くついていて、胸がダニで真っ赤になる個体も結構いる

ハンノアオカミキリ

2010-01-22 06:31:39 | カミキリムシ
最近は標本写真が続いたので、久しぶりに生態写真を。


ハンノアオカミキリ Eutetrapha chrysochloris chrysochloris
2009,7,7 北見市


普通種だが、とても綺麗なカミキリムシ。
普通種とは言ってもまとめて採れることは少ないが、去年はヤツメカミキリを採集した土場(2009,11,29のブログ参照)で20頭ほど採集できた
本種もヤツメカミキリと同じように土場周りのオオイタドリに止まっている個体が多く、40頭くらいはいたように思う。

アラコガネコメツキ

2010-01-18 07:26:18 | コメツキムシ


アラコガネコメツキ Selatosomus gloriosus
2008,7,5 知床半島

高山帯に生息しているコメツキムシ。
国内の分布は限られていて、北海道と東北地方の一部に分布しています。
色彩は赤系と緑系があり、緑系のほうが圧倒的に綺麗ですが、この個体は残念ながら赤系の個体です
緑系の個体は、ブックマークのO-jiroさんのブログ「キキリ・キキリ・キキリ」に綺麗な写真があるので、見ていない方は、是非見てみてくださいね

この個体は、高さ2mくらいの所を飛んでいたものを採集しましたが、秋田県のコメツキによれば、飛翔しているものは見たことがなく、飛ばそうとしても上翅さえも開かなかったらしい。

センチコガネのように、地域によって飛翔できないなどの差があるのだろうか?