最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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熱帯夜

2012-07-31 23:43:01 | 両生類



トノサマガエル Rana nigromaculata
2012,7,21 新潟県長岡市

暑いので少しでも涼しそうな写真を
この池は西洋スイレンが覆っていたが、ホッスモやイヌタヌキモなどの在来の水草も多く見られる中々よさそうな池だった。

それにしても今年は空梅雨で雨がほとんど降らなかった。
写真の日(7/21)は大雨だったが、この日以降まとまった雨はなし。
雨が降れば少しは涼しくなってくれるんだろうけど…。


この記事を書いてる今、自室の温度は35℃
二階で西日が直撃するというすばらしい部屋で、日中は40℃を越えるのもしばしば。
この写真のように水面に布団が敷けて、そこで寝られたらどんなに気持ちがいいことか。

まんまる

2012-07-30 21:29:59 | 両生類
池をガサ入れしていたときに見つけた少し変わったオタマジャクシ。



まるで生きたボールのようだった。

今にもはじき飛んでしまいそうだが、無事にカエルにはなれるのだろうか?
なったとしたらどんな形になるのかな

ツチガエル

2012-07-28 13:00:00 | 両生類

ツチガエル Rana rugosa
2012,7,27 新潟県長岡市

明かりに集まってくる昆虫を狙っていた。
周りの個体はチャバネアオカメムシなどを食べていたが、この個体は果敢にもオオスジコガネにチャレンジして見事に吐き出していた

ハッチョウトンボ

2012-07-27 13:00:00 | トンボ

ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea
2012,7,24 新潟県長岡市

前回とは違う場所の休耕田にて。
今まで、ハッチョウトンボは何度も見ていたはずだが、交尾を見るのは実は初めて
折角なのでじっくり観察していると、結構あちこちで見ることが出来た。
しかし、交尾の時間が非常に短く(長くても1分くらい)そのためかタンデム飛翔は一度だけ、しかも一瞬しか見られなかった。

産卵も何度か見られた。

産卵方法は単独打水産卵。叩きつける様子は撮れなかったが、アップで見ると腹端に卵が見られる。

↑写真のトリミング

産卵中はオスが警護していることもあったが、すぐに他のオスが来て、絡み合ってどこかに飛んでいく。

そして産卵していたメスも、また別のオスがすぐに連れ去ってしまう。

交尾中のペアに飛び込んで、メスを奪う様子も観察できた。

しかしピンボケ


この日は目当てのものが採れなかったので、休耕田で横になりながらずっと写真を撮っていた。
折角だからきれいな飛翔写真を撮ろうと200枚以上の写真を撮ったが、まともな写真は10枚に満たず…。
しかも重要なシーンは全てピンボケ。一緒に居たキイトトンボの写真も全てピンボケ。そしてただ環境写真もピンボケが多かった。

・・・カメラが悪いな(笑)

ヒメマルミズムシ

2012-07-23 22:06:16 | 水生昆虫



ヒメマルミズムシ Paraplea indistinguenda
2012,7,14採集 新潟県長岡市産(ルーペ+トリミング)

体長2mm弱のマルミズムシ科の水生半翅。
国内には3種のマルミズムシ科が生息しているが、ホシマルミズムシ[Paraplea liturata](西表島)翅に模様があり、マルミズムシ[Paraplea japonica](本州~南西諸島)は体長が2.5mmほどと大きいため、本種との区別が可能。
本種の特徴としては点刻が明瞭で、頭部の中央に隆起した線が入る。

湿地や池の浅い部分などに生息し、市内では休耕田と浅い池で確認している。生息地での個体数は多い。

予期せぬ出会い

2012-07-22 13:00:00 | チョウ
少し前に水辺を歩き回っていた頃、池の縁で飛ぶシジミチョウを見つけた。


クロシジミ Niphanda fusca
2012,7 新潟県(トリミング)

クロオオアリに育てられる蝶として有名なシジミチョウ。
各地で減っており、環境省・新潟県のレッドデータで共に絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。

今回確認した場所は80年代に確認されて以降、生息が確認されていなかったが、今回は最低でも3頭を確認。
自分が知っている限りでは県内の安定した産地は2ヶ所ほどなので、この産地で今後も安定して発生してくれることを願っている