最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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二度あることは…?

2015-09-29 22:37:07 | 水生昆虫
今年の5月に採集したエゾゲンゴロウモドキの筋無しの♀
その後、fbの方には書いていたのですが、同じ場所で8月にも筋無しの♀を採集していた(別ブログ)。

たった2匹しかとっていないとはいえ、2匹とも鞘翅に筋が無いタイプ。通常は筋が入る個体がほとんどのはずなので、もしやここは筋が無いものしかいないのでは?と思って再度確認しに行ってきた。

今までは縁から掬うだけだったが、この時はウェーダーを履いてまじめに挑戦!
五分ほどで早速1頭採集

前脚に吸盤が無い!ということでまた♀個体。


お腹の黒紋は発達していない。これは前に採った2♀も同じ感じ。
あとは♀なのに交尾栓が付いていない。これも前に採った2♀も同じ。これはまあ時期の関係か?

そして注目の背面は…↓

また筋無し!!
さすがに驚いた。ここはホントに筋無し型しかいないんではなかろうか?

気をよくして追加を探すとまたすぐに黄色いおなかが見えた。
今度は吸盤がある!ということでここでは初めての♂。さすがに♂に筋があるということはなかった(笑)
綺麗な新成虫だったので、写真を撮ろうとカメラを出すためモゾモゾしていたら網を登っていったのか、いつのまにかいなくなってしまった

その後は懸命に掬うも入らず。小さな場所なのでやりすぎてもダメかなと思い採集は終了。
結局確認できたのは1ペアだけだったが、また筋無しの♀を確認できたのは大きいと思う。この♀はマーキングした後、再放流。
次回はトラップを持って確認しに来ようと思う。

ヘビの日

2015-09-28 19:07:29 | 爬虫類
先日の遠征中、1日だけやたらとヘビに遭う日があった。
まず出会ったのは↓

マムシ Gloydius blomhoffii

道の脇で丸まっていた。棒でつついたらすぐに側溝に逃げてしまったのでこんな写真のみ。

しばらく走っていると道路の真ん中にヘビが。
ギリギリでよけて確認のために車を降りると↓

ジムグリ Elaphe conspicillata

まず噛まないヘビなので、近づけるだけ近づいた。後続車が来たので轢かれない様に草むらへ。

今度は道路脇を叩きながら歩いていると絡まっているヘビを発見↓

シマヘビ Elaphe quadrivirgata

近づいたら顔を隠してしまった。はじめは上のヘビの丸まったところ(写真の中央付近)から顔を出していて可愛かったのだが…。

シマヘビと絡まっていたということは上のヘビは黒化型かな?と思ってつつくと↓

ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus

黒化型は黒化型でも種類が違った。ヤマカガシといえば派手なヘビのはずだが、赤や黄色の部分がない。指でつついたが、噛まれなくてよかった。

最後はコブヤハズカミキリの代わりに藪を叩いたら落ちてきたコレ↓

シロマダラ Dinodon orientale

夜行性で比較的珍しいことで有名なヘビ。たまに新聞にも載る事があるので意外と知ってる人は多いかも。
ちなみに私は初見でした。はじめての出会いがコブ叩き。忘れられなさそうな出会いですね。

これで県内のヘビはタカチホヘビ[Achalinus spinalis]を残すのみ。川べりで見られることが多いようなので、ヒメドロ採集中とかに見つけられるだろうか?

マヤサンコブヤハズカミキリ

2015-09-22 21:25:08 | カミキリムシ

マヤサンコブヤハズカミキリ(チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ) Mesechthistatus furciferus meridionalis
2015年9月 新潟県

現在コブ叩き遠征中。
結果は微妙…。黒紋コブ、無紋?コブ、ほぼ無紋マヤサンなんかは採れたが、これぞハイブリッド!というものが採れなかったのが残念。
明日は、より混生の可能性が低い(ほぼゼロ?)場所へ行くので、テンションは若干低め。採れてもマヤサンばっかだろうなぁ。