最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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急ですが・・・

2010-03-27 14:29:17 | 日記
山形県に引っ越すことになりました
一週間前くらいに決まって、部屋の掃除・手続き・その他諸々と全然時間が取れず報告が出来ませんでした。明日(28日)に部屋を出て行くことになっているので、今もこうしている暇はないのですが、ちょっと現実逃避中です

詳しいことはまた後日にでも書きますが、地域の昆虫相を調べる仕事をすることになりました


山形に行くにあたって、新しいブログの名前を募集中です

サカハチチョウ

2010-03-17 07:15:04 | チョウ

2009,6,17 網走市(春型)
サカハチチョウ Arachnia burejana


季節型の変化が顕著なことで有名なチョウ。
上の写真は春型(ちょっと中間型に近いかも?)で和名のサカハチ(逆八)は夏型から来ている。


2006,7,26 長岡市(夏型・いい写真が無かったので昔の新潟の写真ですが

逆さから見ると白い帯が漢字の八になります。

本種に限らず、タテハチョウ・ジャノメチョウの仲間はけっこう汗によってきます。中には払っても払ってもまとわりつく個体もいますが、汗にはどれくらいの養分があるのでしょうか?



共に2006,7,26 新潟県長岡市

クロヒメヒラタタマムシ

2010-03-12 02:09:48 | タマムシ

クロヒメヒラタタマムシ Anthaxia reticulata aino
2008,5,18 網走市


春にタンポポに多く集まるタマムシ。
個体数が多いところでは一つのタンポポに十頭以上ついていることもよくあるが、写真を撮ろうとしゃがみこむと、「あっ」というまに飛んだり落ちたりでまともな写真がまったく撮れない

カクムネムツボシタマムシ

2010-03-11 00:23:45 | タマムシ

カクムネムツボシタマムシ Chrycobothris chrysostigma yezostigma
2008,8,11 遠軽町


国内では北海道と青森県に分布している寒地性のタマムシ。
普段は敏感ですぐに逃げてしまうが、このときはアカエゾマツの倒木で休んでいたらすぐ隣に飛んで来た

近年は土場ができないなど採集する機会が減っているようだが、ここの場所では大量にアカエゾマツの倒木があり、30頭以上は観察できた。

フタオタマムシ

2010-03-10 07:27:12 | タマムシ

フタオタマムシ Dicerca furcata aino
2009,7,12 北見市


国内では北海道だけに分布するタマムシ。
ホストはカンバ類とのことだが様々な広葉樹の立ち枯れなどで見られる。
自分で見た範囲では、ドロノキ(写真)・オニグルミ・ヤマナラシで採集している。
他にも外灯の下で死骸を拾っているので、走光性もあるのかもしれない。


2009,6,26 北見市
フタオタマムシを採集したオニグルミ。
中央ちょっと下の衰弱した枝をあるいていた。

ウラギンスジヒョウモン

2010-03-07 18:32:28 | チョウ

ウラギンスジヒョウモン Argyronome laodice(ぼろぼろですが…
2008,9,27 小清水町


北海道から九州まで分布する草原性のヒョウモンチョウの仲間。
近年、各地で減少が伝えられていて、地元(新潟県長岡市)では05年以降、採集されていない。
ただ、北海道ではまだ多いようで、網走周辺では比較的普通に見ることが出来る。


ミドリヒョウモン

2010-03-05 20:43:16 | チョウ

ミドリヒョウモン Argynnis paphia
2008,7,22 網走市


北海道から九州まで広く分布するヒョウモンチョウの仲間。
ヒョウモンチョウは似てる種類が多く、見分けるのが大変なこともあるが、裏面が特徴的な種類が多いので、裏面を見れば簡単に見分けられる。
慣れれば表面でも見分けることが出来るが、普通の人が見るとまったく区別が出来ないらしい

カッコウムシの仲間

2010-03-04 01:48:57 | その他甲虫

2009,8,11採集 網走市産(約9mm)


カッコウムシの仲間と思われる不明種。
調べてみると、クリイロカッコウムシ属[Platytenerus]のクリイロカッコウムシ[Platytenerus castaneus]だと思うのだが、「原色日本甲虫図鑑Ⅲ」には北海道の分布が書かれていない。(分布は結構漏れがあるようだが…。)

わかる方がいたら、教えていただけると幸いです

セスジアカガネオサムシ

2010-03-02 03:22:22 | オサムシ・ゴミムシ

セスジアカガネオサムシ Carabus maeander paludis
網走市産(共に2009年に同じ場所で採集した個体だが、体形に差が見られる)


国内では北海道にしかいないオサムシの仲間。
湿地に依存している種類で、主に沿岸部の湿地に生息しているが、2003年には内陸の大雪山のパルサ湿原から、別亜種のタカネセスジアカガネオサムシ[ssp.nobukii]が記録された。
他にも昔から内陸の陸別町でも記録されていたが、こちらは[ssp.paludis]の方なのだろうか?


2007,4,9 網走市(越冬中)


2007,4,28 網走市(捕食中、食べているのはオカモノアラガイだろうか?)


2007,5,14 網走市(産卵直後の卵)