最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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オオカマキリ

2011-11-27 13:36:04 | その他昆虫

オオカマキリ Tenodera aridifolia
2011,11,17 新潟県長岡市

実家の前にて。
晩秋なのに、まだまだ綺麗なオオカマキリ。
まだまだ長生きしてもらいたいものです。

クナシリシジミガムシ

2011-11-26 10:53:21 | 水生昆虫

クナシリシジミガムシ Laccobius kunashiricus
2011,11,17採集 新潟県長岡市産

止水に生息する大型のシジミガムシ。大型とは言っても大きさは3mmほど。
流水や染み出し水に生息するものはなんとなく種類はわかるが、止水に生息するものはゲニを抜かないと種類がわからない…。
大きさ3mmしかない種類のゲニを抜くのは実体顕微鏡が無い自分には中々難しく、初めては30分以上かかってしまった


クナシリシジミガムシ(交尾器)

真ん中がくびれているのが特徴。
最上では湿地で、長岡では池で採集していたので、別種だと信じて疑わなかったのだが、両方ともクナシリシジミガムシだった。
いつかは普通のシジミガムシやミユキシジミガムシも採集してみたい。

ケシゲンゴロウ

2011-11-24 20:29:51 | 水生昆虫

ケシゲンゴロウ Hyphydrus japonicus
2011,11,17採集 新潟県長岡市産

国内に分布する5種(+1亜種)のHyphydrus属のうちの最普通種。
本種も、長岡では様々な池で多数確認できるが、なぜか最上では生息している池が少ない…。
生息している池での個体数もそんなに多くない。

長岡では確認していないが、最上では近縁のヒメケシゲンゴロウも確認している。
外見だけでは不安なので、きちんとゲニを抜いて確認したが、黒っぽい色彩と、荒い点刻で比較的区別は容易。

ツブゲンゴロウ

2011-11-23 16:35:33 | 水生昆虫

ツブゲンゴロウ Laccophilus difficilis
2011,11,17採集 新潟県長岡市産

国内に分布する11種のLaccophilus属のうちの最普通種。
長岡では様々な池で多数確認できるが、なぜか最上では生息している池が少ない…。
生息している池での個体数は多い。

普通種だが、生きているときは前胸背の緑色がとても綺麗

ホッケミズムシ

2011-11-21 16:49:11 | 水生昆虫

ホッケミズムシ Hesperocorixa distanti hokkensisi(トリミング)
2011,11,17採集 新潟県長岡市産

体長10mmほどの大型のミズムシの仲間。
これも似ている種類が多く、詳しくはよくわからないのだが、分布的にはホッケでしょうとのことなのでホッケとしておきます。

環境省のレッドデータでは準絶滅危惧種とされていて、全国的にも少ない種類。
長岡では2005年に採集した複数の標本があったが、その後は私の知る限り採集されていなかった。
2005年に採集した池はルイスツブゲンゴロウ(長岡で確認している唯一の場所)やトラフトンボ、チョウトンボ、メダカ、タガイなど様々なものが見られる池だったが、地震や水害の影響もあってか今では面影がまったくなくなってしまった

今回採集した池は前回も来ていた池。
縁の水草が何もない部分で多数確認。10分かからずに100頭以上は余裕で採集できるくらいの個体数。ちょっと怖いくらい。
前の記事にも書いてあるように昔はブルーギル、オオクチバス、錦鯉が放されていた池で、環境としては全然ダメなような池だった。
この当時はおそらく本種は生息していなかったと思われるが、2004年の地震で水が抜けた後にどこかから飛んできて繁殖したのだろうか?

チビミズムシの仲間

2011-11-20 16:59:00 | 水生昆虫

チビミズムシの一種 Micronecta sp.(トリミング)
2011,11,17採集 新潟県長岡市産

詳しい図鑑が無いのでチビミズムシの一種としたが、おそらくただのチビミズムシ[Micronecta sedula]と思う。
体長は約3mmと非常に小さい。

最上でも長岡でも個体数が多いが、それぞれの地域で好む環境が若干異なるような気もする。
小さいので見逃しているのか、もしくは最上と長岡のチビミズムシは別種なのか…自分がわかる日は来るのだろうか

フユシャクの仲間

2011-11-19 15:26:35 | チョウ

フユシャクの仲間
2011,11,17 新潟県長岡市

寒くなると出てくる不思議な蛾。チャバネフユエダシャクでしょうかね?
蛾はまったくわかりません


同日別個体(トリミング)

雑木林の一角で30匹くらい飛んでいた。
歩くと地面からも飛び立つが、一度飛ぶと中々止まってくれなかった

エサキモンキツノカメムシ

2011-11-18 18:27:33 | セミ・カメムシ

エサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii 
2011,11,17 新潟県長岡市

背中のハートマーク(写ってませんけど)が特徴的なカメムシ。
そっくりな種類にモンキツノカメムシ[Sastragala scutellata]がいるが、こちらはハートマークではなく、逆三角模様。

ただ、まれにエサキモンキでも逆三角模様のものもおり、その場合は前胸背の色彩(エサキは茶、モンキは緑)やツノの長さ(エサキは短、モンキは長)などで見分ける。

キタキチョウ

2011-11-17 20:54:18 | チョウ

キタキチョウ Eurema mandarina
2011,11,17 新潟県長岡市

成虫で越冬するチョウが続きます。

キタキチョウ[Eurema mandarina]は昔、現在のキチョウ[Eurema hecabe]とともに、キチョウに含まれていたが、2005年に現在の分類になった。
キチョウは南西諸島(トカラ列島以南?)にしか分布していないので、本州で見ることが出来るキチョウは基本的には全てキタキチョウになる。

夏場は結構目立つ黄色だが、秋には意外と背景に溶け込む