最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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大晦日

2009-12-31 23:30:35 | 日記
今日は大晦日ということで、今年を振り返ってみようと思います
今年はカミキリに力を入れましたが、今後のネタが無くなるので、カミキリ以外で興味深かったものを書いていこうと思います。


クチキクシヒゲムシ
6月上旬、ミズナラ生木に何かが複数纏わりついて飛んでいた。これは網が届かなくて採れなかったが、近くに同じものが飛んでいたので採ってみると本種だった。その後、飛翔中のものと木に止まっているものを採集したが、飛んでいるのは全て♂で♀は木の幹に静止していた。♂は飛翔速度がとても速く、木に止まっていても常に羽根を動かしていて落ち着きがなかった。


クシヒゲツツシンクイ♂
♀は針、広葉樹を問わずに土場に集まるが、♂は土場に集まらないようで採集するのが難しいらしい。今年は少し孤立したトドマツの周りを飛んでいた2♂を採集近縁種のツマグロツツシンクイの♂も去年斜里町で採集済み。


ツヤキカワムシ
クチキクシヒゲムシを採集していた時に下草に止まっていたものを採集。本種は大雪山塊などの高いところにいると思っていたので、網走市内で採れたのは驚いた。ちなみに標高は30mないくらいかとまわりにはトドマツの立ち枯れなどがあったが追加はできず。


コモンマダラヒゲナガゾウムシ
保育社の図鑑にもゾウムシデータベースにも北海道の分布が書いていなかったので、同定に戸惑った図鑑を辿るとコモンマダラになったのだが、自信がなかったので、ゾウムシ屋さんの掲示板を教えてもらい、聞いてみるとどうやら間違いないようだった。○○初記録とかが大好きな人間なので、北海道初記録だったらうれしいなぁこれはトドマツ枯れ枝のビーティングで採集。


今年はカミキリばかりで、他の甲虫は手薄になりましたが、予想外にいいのが採れたのではないかと。基本的に目標を決めずに、同じ所に通うのが好きな人間なので、珍しいのは偶然にしか採れません

最後になりましたが、今年、実際に採集に同行してくださった方や同定などでお世話になった方、文献や情報をくださった方やブログに来てくれた方、本当にありがとうございました。
2010年もまた、よろしくお願いします



ふぅ携帯で長文は疲れるなぁ