最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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マルチビゴミムシダマシ

2017-01-22 23:10:15 | 標本

マルチビゴミムシダマシ Caedius marinus
2016年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5mm

海岸の砂地で見られるゴミムシダマシ。
先日のスナサビキコリと同様にサナギ粉のベイトトラップにたくさん落ちた。

何種か似ているものがいるが、本種がもっとも上翅鱗片毛が目立つ。

オオハクチョウ

2017-01-21 22:01:47 | 鳥類







オオハクチョウ Cygnus cygnus
2017年1月 新潟県

今年は毎年白鳥を見に行く瓢湖が鳥インフルエンザの影響で入場規制?がされているとのことで、昨日の休憩時間に近場の白鳥飛来地に行ってきた。
午前中は日が出ていたので、ギリギリ持つかと思ったが、現地に着いたとたんに雨&霙が降ってきてしまった
短い時間だったが、ここの白鳥は好奇心旺盛で、写真の撮影には中々協力的。
今度は天気がいいときにまた来たい(期待)。


こっちみんなよ!

ツヤチビヒメゾウムシ

2017-01-17 23:45:16 | 標本

ツヤチビヒメゾウムシ Centrinopsis nitens
2016年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:1.5-2mm

菱形で艶の有る小さなゾウムシ。
たまたま杉林の下草で見つけたが、ホストは何だろうか?
図鑑には少なくないと書いてあるから有る程度判明してはいそうだけど…。


※追記(2017.2.2)
北海道でも採れていると教えていただきました。Kさんありがとうございます。

スナサビキコリ

2017-01-16 23:54:15 | 標本

スナサビキコリ Meristhus niponensis
2016年5月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5mm

海岸の砂地で見られるコメツキムシ。
海っ端の砂浜よりもより植物が生えているようなところに多い。
写真の個体の採集地点ではサナギ粉のベイトトラップにたくさん落ちた。

ざらざらの肌と白い鱗片が特徴的。


キタマルヒラタドロムシ

2017-01-15 02:50:47 | 標本

キタマルヒラタドロムシ Eubrianax brunneicornis
2016年5月採集 新潟県産(左♂、右♀)


分布:本州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-5mm

河川の上・中流域で見られる。
この仲間はツルヨシの葉上などで静止中のものを見つけることが多い。

2012年に記載された種。
原色日本甲虫図鑑ではマルヒラタドロムシ[Eubrianax ramicornis]の東北亜種として載っている。
マルヒラタとの区別点は触角の色彩(キタマルは黄褐色、マルヒラタは黒色)。あとは交尾器の形状なども違うようだが原記載を見ていないのでなんともいえない。
鞘翅の色彩は個体差が有る?

オオトックリゴミムシ

2017-01-11 23:16:44 | 標本

オオトックリゴミムシ Oodes vicarius
2015年8月採集 新潟県産


分布:本州、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:12-13.2mm

水辺環境に生息するゴミムシ。
採集環境はコイなどが放流されている大きな池の縁。水生植物は少なく、縁の一部にヨシがあるだけのようなつまらない環境。
水量がやや減り、土が露出したような場所の石やゴミの下で見られた。

エチゴトックリゴミムシと並ぶ大型のトックリゴミムシ。
腹面の突起の縁の有無で区別が可能。

本種には縁の溝がない。

ホソクリタマムシ

2017-01-10 12:51:24 | 標本

ホソクリタマムシ Toxoscelus matobai
2016年7月採集 新潟県産(左♂、右♀)


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:4-4.5mm

ブナ帯に生息するタマムシ。
ホストは不明とされているが、成虫はブナのスィーピングで採集される。

ホソの名の通り、普通のクリタマムシに比べて細長い。
あまり多くはない種とされるが、ある程度ブナ林が残っていれば生息の可能性が高いと思う。
生息地では比較的まとまって採集できている。

謹賀新年

2017-01-07 01:18:54 | 日記
みなさま、遅ればせながら明けましておめでとうございます
さっそく更新が遅れました
遅れた理由は様々で、大晦日は夕方まで仕事、その後は親戚の家で集まり、久々に日本酒を飲んで爆睡。元日は夕方まで寝ていて、その後初詣。二日からは朝から仕事で、その後は会社の新年会、同級生との飲み会…と、言い訳を挙げればいくらでも出てきますが、要するに忘れてました
新年早々駄目ですね

今年の目標に入る前に、とりあえずは去年のまとめを。
去年の成果は何といってもコレ!

ワタヌキミドリナガタマムシ Agrilus watanukiorum

2010年に記載された比較的新顔のナガタマムシ。
新潟県がタイプロカリティだが、タイプロカリティ以外ではまだ採集されていない?と思う。
これはいる!という場所で見つけたが、後が続かず。結局はこの一頭のみ。
それにしてもこの個体は色が悪すぎる。個体変異が比較的激しい種だとは思うが、ここまで汚い色のものは初めて
別種…ではないと思うんだけどなぁ。

あとはあまりぱっとしないが、ムネアカチビナカボソタマムシ(中越初?下越では採集済み)、ホソクリタマムシ(県内二産地目?)、シナノキチビタマムシ(記録自体は少ないが、実は結構広く居る)、フトツノゴミムシダマシ(県内初?)、チビヒラタムシ未記載種(図説に載ってない種)、シロオビドイカミキリ(3年越し!)とか色々。記録物も、個人的にうれしい種もまだまだいくつか採れた。


今年はまだコレといった目標が決まっていないが、何時も通りに色々と自由気ままに採集して行こうと思う。
タマムシは最近は毎年良いものが採れているので(14年アムールムツボシ、15年ハビロキンヘリ、16年ワタヌキミドリ)今年も何か良いものが採りたいかな。次は赤縁か尻黒か…?