最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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トキ

2014-11-30 22:08:45 | 鳥類

トキ Nipponia nippon
2014年6月 新潟県(トキの森公園)

学名がニッポニア ニッポンということで有名な鳥。そして新潟県の県の鳥。
佐渡に行ったらこれは見ておこうと思ったので、採集時間を削ってトキの森公園へ。
てっきり遠くから檻越しに見るのかと思いきや、トキふれあいプラザなるものがあり、ガラス越しに間近に見ることが出来た。


餌であるドジョウを狙っていたが、とにかく食べるのがへたくそ。
結局見てる間に食べることは出来ず…。


こちらは幼鳥。顔がまだ黄色。


ちなみにこのトキふれあいプラザ、間近で見られるのはいいんだが、解説のおじさん?がずっと付きまとってきたのがちょっと
その時は他のお客さんはいなかったし、暇だったんだろうけど、写真撮ってる横でずっとしゃべられても正直困る。二階にまで付いてきたし。

ムネアカチビナカボソタマムシ

2014-11-29 08:18:05 | タマムシ

ムネアカチビナカボソタマムシ Nalanda rutilicollis
2014年7月採集 新潟県産

アカメガシワにつく3.5mm~5mmと小型のタマムシ。
「日本産タマムシ大図鑑」によれば北限は福島県いわき市とのことだったので、県内ではいても西の上越地方かなと思っていたがいきなり新発田市(下越地方)の山で採れてしまった。
その後、アカメガシワを意識して掬ったところ、村上市・胎内市・阿賀町(すべて下越地方)でそれぞれ生息を確認。
北の端の村上市と内陸の阿賀町で確認したのでおそらく県内には広く生息しているはず。
ホストのアカメガシワは日本海側では山形県まで、太平洋側では岩手県まで分布しているようなので、本種の北限もおそらく同じくらいと思う。

サカハチチョウ

2014-11-27 08:44:50 | チョウ

サカハチチョウ Araschnia burejana
2013年5月 新潟県

休耕田を歩いていたときに見つけた個体。
かなり近づいても逃げなかったのでつついてみたが…

逃げないどころか普通に手(脚)を伸ばしてきた!


よくよく見るとどうやら食事に夢中らしい。
ガガンボの羽化殻と思うがそんなに固執するほど魅力的なのだろうか?

コブヤハズカミキリ 触角の変異

2014-11-23 10:55:40 | カミキリムシ
カミキリムシの中でも人気があるコブヤハズグループ。
国内ではコブヤハズ・セダカ・ヤクシマの3つに大別され、新潟県内ではコブヤハズの仲間(コブ・マヤサン)が生息している。
飛べないので地域差が大きく、また分布接点ではそれぞれの種で交雑し、色々な形態のものが採集されるのが魅力。
その中でも特にセダカ・ヤクシマが人気があるようだが、私はただのコブヤハズが一番好き。

コブヤハズは地域差の他に個体差も大きく、同じ場所でも色々なタイプが見られる。
体型や鞘翅の顆粒の大きさ、毛の密度、翅端の棘などなど…。
今回はわかりやすい触角の色の変異をちょこっと。


通常、コブヤハズカミキリの触覚は黒一色だが、個体によっては白黒二色の触角を持つものも見られる。

左から白黒二色、中間、黒一色。


拡大すると色は毛の有無で違うことがわかる。
ちなみに今年の秋採集の新成虫なので、スレて毛が抜け落ちたとかではないと思われる。

これらの変異は「高桑正敏の解体虫書」内で触れられているが、具体的な出現エリアなどはわかっていないようで、「北は阿賀野川を越えていないようであり、内陸部は奥只見でも見られるが、どうなっているのかがよくわかっていない。」と書かれている。
自分自身もはっきりとした白黒二色の個体は中越地方と上越地方でしか採集していないが、中間個体は下越地方でも採集しているので、もしかしたら阿賀野川以北でも出現するかもしれない。
これは来年以降の課題かな?

コガムシ

2014-11-22 23:34:25 | 水生昆虫

コガムシ
2012年8月 新潟県

田んぼやため池、河川の淀みなどで見られる中型のガムシ。
レッドリストに載っている地域もあるが新潟県では非常に普通種で、圃場整備された田んぼでも見られるため、そこらへんの外灯下によく落ちている。

写真のものはヒメドロムシ採集中に見つけた甲羅干し中の個体。

ヤマビル

2014-11-21 22:33:01 | その他生き物

ヤマビル Haemadipsa zeylanica japonica
2014年7月 新潟県

最近日本各地で増えているらしい吸血性のヒル。
名前の通り、山に住む陸生のヒルで、山歩きをしているといつの間にか体を登ってくる。

ヤマビルは病原体などの媒介をしないらしいので、いくらでも血を吸ってもらってかまわないのだが、血を吸われるとヒルジンという血が止まらなくなる成分を注入するので、服は血まみれになってしまう

生存報告

2014-11-20 22:12:13 | 日記
しばらく更新してませんでしたが、生きてます。
最近は車が壊れたりなんだりと、色々ありまして、天気がよくてもずっとこんな感じでした↓


気が付けばコブ叩きの時期はとっくに終わり、オサ掘りのシーズンですね。
まだ代車なのであまり採集にはいけませんが、過去の写真、標本写真などでぼちぼち更新して行きたいと思います。